今年はまだ梅雨らしい梅雨といった感じではありませんが、ジメジメの季節がやってきます。
この時期から、水虫の薬が売れ始めます。特にダマリングランデ(大正製薬)やブテナロック(久光製薬)など「第三世代の抗真菌薬」と呼ばれる水虫薬が主流です。これらの成分は医療用医薬品と同じ成分で、ダマリングランデはラミシール、ブテナロックはメンタックスと同じ医療用成分に痒み止めがプラスされています。
このようにどんどん新しい水虫薬が発売されていますが、中国の水虫薬「華陀膏」「華陀チンキ」(イスクラ産業)のように、変わらず効果のいい水虫薬もあります。
水虫薬には色々な剤型があります。
「クリーム」は軟膏に比べると、べたつきが少なく、伸びが良い。基本的に、すべてのタイプに使えます。「液」は浸透力が高く、乾燥した患部に適しています。ただ、アルコールを含んでいる場合、ひび割れた部分や切れている部分につけるとしみることがあります。「軟膏」はひび割れたり、びらんしている所などに。多少ベトつきがあります。「パウダープレー」は患部を乾燥させる効果があるため、ジクジクした湿った患部に向いています。
ただ、◎患部はいつも清潔にし乾燥させる。◎水虫菌は皮膚・爪・毛などが大好物なので、まめに掃除機をかける。◎マット、スリッパなどの感染源は日光で十分乾燥させる。 など、セルフケアは大切です。乾燥・清潔を心がけましょう。