こんにちは。
夏の終盤に入っても、日本列島では暑さが続いています。
暑いから、水分を補給したらよいと思われる方が大勢いますが、冷たいものや水分の摂り過ぎなどは、体に色々なトラブルを起こします。
気温の上昇により体温も上がります。体の熱を発散するために、体温調節中枢の作動で汗をかき、体温を下げ、体のバランスを取ることは人間の本能です。
しかし、現代社会では、どこへ行っても冷房が効き、体温調節に関する皮膚のセンサーが乱れ始め、汗をかくという生理機能がうまく発揮できなくなります。汗をかかないと、体の中に熱がこもってしまいます。
汗をかくことや、排便、排尿による体温調節や飲食の消化吸収がうまくいかなくなるのは、「気」の消耗による気虚と体の体液の不足になったからです。
しかし、ただ冷たい飲み物や食べ物の取り過ぎは胃腸を冷やし、胃液を薄めて胃腸のはたらきを落としてしまいます。
このような汗が出ない、逆に汗をかき過ぎることでの体力消耗には、「麦味参顆粒（ばくみさんかりゅう）」がピッタリです。
また、胃が重い、軟便、下痢を伴う場合は「健脾散（けんぴさん）」を合わせます。尿が少なく、むくみやすい場合は「参馬補腎丸（じんばほじんがん）」を合わせます。