こんにちは。

最近、病気の原因としてよく取り上げられる「慢性炎症」。

「慢性炎症」は、軽度の炎症が体内で長期にわたってジワジワと続く状態です。「急性炎症」と違って自覚症状はなく、必ずしも特定の細菌やウイルスの感染によって生じるわけではありません。

炎症とは本来、外敵やダメージから体を守るための免疫反応です。このとき免疫細胞は、サイトカインと呼ばれる情報伝達物質を放出し、体に指令を出します。しかし、炎症を抑えるサイトカインと、炎症を促すサイトカインのバランスが崩れると、炎症のスイッチが切れず、「慢性炎症」へと移行することがあります。

「慢性炎症」の背景には、日常生活による刺激の積み重ねがあります。

ストレス、睡眠不足、栄養の偏りなど生活習慣は乱れは、まず免疫バランスを崩し、「慢性炎症」を引き起こします。さらに生活習慣の乱れにより内臓脂肪が増えると「炎症性サイトカイン」が過剰に分泌され、全身の慢性炎症につながるため、免疫バランスを更に悪化させます。

こうした要因が重なることで、「免疫の乱れ→慢性炎症→さらなる免疫悪化…」という悪循環が生まれ、生活習慣病のリスクが高まります。そして「慢性炎症」の先に、糖尿病、高血圧、脂質異常、肝疾患、認知症、ガンなどがあると言われます。

「慢性炎症」は体の内側だけでなく、皮膚にも影響を及ぼします。「炎症性サイトカイン」が増えた状態では、肌のバリア機能が低下、ターンオーバーが乱れ、痒みや赤みが起こりやすくなります。その結果、肌荒れに留まらず、ニキビや湿疹、乾燥、痒みといった皮膚の不調は「体内に炎症がくすぶっているサイン」と考えられるわけです。「ストレスで悪化する」「睡眠不足で悪化する」「食べ物で悪化する」といった原因もここにあると思います。