こんにちは。

ちょっと前まで暑かったのに、急に寒くなったことで体調を崩す方が増えているように感じます。

山口市でも日中は20℃を超え、朝晩は10℃を下回る日があるなど、急激な温度変化にボクたちは晒されています。

このように寒暖差による体調変化は、寒暖差疲労として知られ、自律神経の乱れが原因で起こる症状です。一般的に、気温差が7℃以上になると、体温調節機構に負荷がかかりやすくなると言われていますが、それが10℃以上の温度差では、その負荷も大きいわけです。

自律神経が乱れやすいのは、虚弱体質、痩せ型、アレルギー体質などの「遺伝的体質」、心理・社会的ストレスなどの「ストレス」、更年期障害、過剰な肥満ややせなどの「ホルモン分泌の乱れ」、過剰適応・不適応タイプ、神経質などの「性格」、能力以上の作業などの「過労」、夜更かし、夜間勤務、悩みなどの「睡眠不足」、栄養の偏りなどの「食事」、多量のタバコ本数、ニコチンの量などの「喫煙」など。特に神経質な人、不規則な生活の人、女性(若い、更年期)に多いそうです。

また、ボクたちの体は「自律神経・ホルモン・免疫」の3つの働きを保つことで健康を維持しています。自らの体を環境に適応させ、安定させるための「ホメオスタシス(生体恒常性)」という自然に備わった機能を持っていますが、ストレスはこのバランスを乱すからです。

つまり、寒暖差疲労は、自律神経の乱れからの不調だけではなく、免疫の乱れからの不調にも注意が必要です。

適度な運動や質の良い睡眠をとる、バランスのとれた食事を摂る、体を温めたり、適度な日光浴をする、適切な服装や室温の調整をして体温の変化に対応するなど、日常生活で気を付けることも多いです。

また、体全体のバランスを整えることにおいては中医学が得意とする分野です。