こんにちは。
ボクたちは目、耳、鼻、口なの感覚器官を駆使して、外界からさまざまな情報を受け取っています。このうち、じつに8割は、目がキャッチしている情報で占めています。
血液の質・量が落ちると、その働きを十分に発揮できなくなります。このため、目には酸素や栄養をとどけ、老廃物を運ぶための毛細血管が、びっしりと張り巡らされているのです。
その重要な血液はどこからくるか…といえば、肝臓によってもたらされます。
肝臓は「血の貯蔵庫」といわれるように、体中から集まった血液の老廃物を分解・解毒して、血液を浄化し、キレイになった血液に栄養を与えるはたらきがあります。
これらのはたらきが損なわれたとき、目の栄養状態が悪くなり、「目の疲れ」「かすみ」「ぼやけ」「視力低下」「ドライアイ」の症状があらわれます。さらに続けば、目のまわりのクマやくすみ、シワなどの顔面の症状が出てきます。
目にトラブルを感じたら、たとえ血液検査のデータが正常であっても、「肝臓に要注意」と考えて、養生をしなければなりません。
「枸菊地黄丸(こぎくじおうがん)」は肝を強め増血し、特に目を養う「飲む目薬」として高い効果があります。眼精疲労、加齢からくる目の障害に高い即効性があるんです。
処方のベースである「六味地黄丸(ろくみじおうがん)」と「枸杞子(くこし)」には、肝腎を補い精血を増やす作用があり、「菊花(きくか)」には目をスッキリさせ、充血を抑えるはたらきがあります。
また、飲みやすい顆粒タイプもあります。
目薬というと点眼薬を思い浮かべますが、点眼薬で症状が改善しない人は内臓から治療していきましょう。目を酷使する人にはおススメです。
また「杞菊地黄丸」には、血液を浄化することにより、筋、筋肉、骨にも栄養を与え、老化によって起こる様々な症状(手足のこわばり、けいれん、五十肩、顔面神経痛など)にも効果があるんです。