こんにちは。

認知症の予防に関して、睡眠は重要と言われています。

そして、睡眠時間そのものというよりも、一晩のうちどれだけ深い眠りの時間帯「ノンレム睡眠」があることが重要とされています。

これは、「ノンレム睡眠」時のみに成長ホルモンが分泌されるからで、成長ホルモンは心肺機能や腎機能、免疫力や性機能などからお肌の張りなどにも影響します。

更に、一晩のうち何度か訪れる「ノンレム睡眠」の中でも最初に訪れる「ノンレム睡眠」が最も重要で、このときに一晩で分泌される成長ホルモンの70~80%が分泌されるそうです。この最初に訪れる「ノンレム睡眠」の質が悪くなると、それ以降の睡眠リズムも乱れて、半覚醒状態である「レム睡眠」の時間帯が増えて、ちょっとした刺激で目が覚めたり夢ばかりみていて疲れが取れない…といった状態に。

認知症と睡眠の関係では、「ノンレム睡眠」時に脳細胞が縮んで脳細胞間の隙間が約60%も広がり、「アミロイドβ」などの老廃物を排出しやすくしてくれることが解明されています。また、睡眠の質が良い人ほど脳内の「アミロイドβ」の蓄積が少ないそうで、ぐっすり眠ることは認知症の予防につながると示唆されています。

話は変わりますが、ウチのお客様でスマートウォッチで健康管理されている方がいらっしゃいます。

時計⌚の機能以外に「健康・ヘルスケア」などの機能があり、心拍数や睡眠時間が記録されるのだとか。

漢方薬服用により、不整脈の回数減少、睡眠時間の増加が変化になって現れたようで、喜んでらっしゃいました。ボクも見せていただいたことがありますが、「レム睡眠」「ノンレム睡眠」の時間まで細かく記録されていました。ご自身の体調変化を実感だけでなく、効果を目で確認する時代なのだな…と感じました。