こんにちは。
ボクたちは、生体防御・自然治癒力・体力の「免疫系」、認知能力・運動能力・感覚の「神経系」、ホルモン・恒常性維持・基礎代謝の「内分泌系」のトライアングルにより、健康を保っています。この「健康トライアングル」の破綻が様々な病気の起因となるわけです。
「神経系」には、情報の収集・分析・指令を司る「中枢神経」と指令を受ける「末梢神経」があります。「末梢神経」には運動・感覚を司る「体性神経」と内臓・血管を司る「自律神経」があり、「自律神経」にはがんばりモードの「交感神経」とリラックスモードの「副交感神経」があります。
神経的な調節は主に自律神経によるもので、環境変化やストレスに対応し体を安定に保っています。既定値(セットポイント)のズレが生じると、既定値のズレを戻すように働いているわけです。
この調整が上手く出来なくなると、肩こり、腰痛、頭痛、倦怠感・日中の眠気などの「身体的な疲労」や、イライラする、やる気が出ない、食欲不振、不安などの「精神的な疲労」が現れます。
つまり自律神経失調症とは、この調整ができなくなることにより「交感神経」「副交感神経」の調整不具合がもたらし、「心身の疲労」と「疲労物質(酸化物質など)の蓄積」と言われています。
疲れ、心身ストレス、化学物質などで「酸化物質」が生産されると、免疫を介した「慢性炎症」を引き起こし、細胞を損傷することで様々な疾患の原因となります。この「慢性炎症」は健康の大敵で、短命の人の血中濃度には炎症性サイトカイン、核酸、酸化物質などの「慢性炎症」が多く確認されたそうです。
この炎症性サイトカインは「セロトニン合成阻害」「セロトニン取り込み増強」、炎症性サイトカイン・酸化物質は「脳細胞の破壊」を引き起こし、うつ・不安・不眠の原因になると言われています。
「酸化物質の除去」「免疫を介した炎症の抑制」「肝臓の賦活化」が症状の改善には必要です。