こんにちは。
寒くなり空気が乾燥すると、カゼを引かれて店頭に来られる方が多くなります。
カゼの症状…この時期多いのが「冷えのタイプ」と「熱のタイプ」のカゼ。
冷えのタイプは、「ゾクゾクと寒気がする」「発熱」「水のような鼻水や痰が出る」「頭痛がする」「関節や筋肉が痛む」など。
熱のタイプは、「発熱」「のどが赤く腫れて痛む」「粘った痰や鼻汁が出る」「尿の色が濃い」など。インフルエンザも熱のタイプです。
どちらにしても、早めの対応が肝腎ですが、タイプにより使うカゼ薬は違います。
冷えのタイプには、温めながら発散解熱する「葛根湯(かっこんとう)」「麻黄湯(まおうとう)」「桂枝湯(けいしとう)」などを使います。
一方熱のタイプには、冷やしながら発散解熱する「天津感冒片(てんしんかんぼうへん)」「銀翹散(ぎんぎょうさん)」などを使います。
体内に侵入したわずか1個のウイルスは、約8時間後には「100個」、さらに8時間(感染から16時間後)には「1万個」に。そして、更に8時間を経過(感染から24時間後)すると、ウイルスは実に「100万個」にまで増殖します。
ウイルスは8時間ごとに、二乗で増えて行くので、対応が早ければ早いほどひどくならずに治っていきます。100個と100万個では、ウイルスの勢いが違いますから…。
ただ、かからないことが第一。そうなる前の予防は大切です。
ウイルスなどは呼吸器の粘膜から侵入するので、粘膜のバリアを強くしておくこと…。粘膜バリア機能を高める黄耆(おうぎ)の入った「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」は、カゼを引きやすくこじらせやすい人、温度変化や季節の変わり目に体調を崩す人にのんでいただきたい漢方薬です。
また、「人ごみを避ける」「手洗い、うがいを小まめに」「十分な休養とバランスのとれた食事を」「部屋の湿度を60%に」…なども日常生活での予防にも十分気を付けて下さい。