こんにちは。
ボクたちの食べ物は、大きく分けると、①麦、米、豆などの「デンプン、タンパク質」、②油脂、肉などの「油、動物性タンパク質」、③野菜料理、お酒などの「野菜、加工食品」…があります。
食べ過ぎのときや胃腸のはたらきが弱まって、消化が出来ないときには「焦三仙(しょうさんせん)」の出番です。
「焦三仙」とは、「山楂子(さんざし)」「神曲(しんぎく)」「麦芽(ばくが)」を炒めたり、焦がしたりして等分に配合したもの。「三仙」とは、3つの貴重なもの…素晴らしい効果をもつもの…という意味です。
「山楂子」は肉、油脂などの消化を、「神曲」は米、野菜、酒などの消化を、「麦芽」は麦、パン、麺類などの消化を促します。つまり、
「山楂子」は、果物として愛用されています。現代の研究では、大量のビタミンC、リンゴ酸、クエン酸などが含まれていることが分かっています。それらは胃液の中のアミラーゼ、脂肪分解酵素などを増やし、特に肉類、油っこいものの消化を助けます。
「神曲」は、小麦粉・小豆粉・杏仁泥など6種の品を練り合わせて醗酵させたものです。現代の研究では、酵母製剤で、ビタミンB群、酵素、タンパク質、脂肪などが含まれ、主に未消化のまま残ったものを消化するんです。
「麦芽」は、大麦を発芽させたもみを乾燥したもの。現代の研究では、「麦芽」にはアミラーゼ、転化糖酵素、タンパク分解酵素、ビタミンB、C、脂肪、レシチン、麦芽糖、ブドウ糖などが含まれていることが分かっています。
「焦」とは表面だけを炒って黒褐色にすることで、「焦」の期待されるところは、主に健脾作用です。
「焦三仙」の使う場合は、「食後の消化が気になるとき」「食べ過ぎのとき」「肉料理などの油っぽいものを食べたとき」「食事に無理をしたとき」「消化不良のとき」「食べ物や薬によってお腹がもたれるとき」などです。
この「焦三仙」…、「晶三仙(しょうさんせん)」とも言います。
ボクたちも外食するときには、「晶三仙」を食べる前や食べた後にのむことがあります。食べ過ぎたときにはこの「晶三仙」…よく効きます。