こんにちは。
皆さんはご自分の体温をご存知ですか?
体温は、熱が出たときに測るもの…と考えてはいませんか?
実は、普段の「平熱」を知っておくことが大切なんです。体温は、呼吸、脈拍、血圧と並んで、体の状態を測る大切なバイタルサインのひとつです。特に体温はバイタルサインの中でも、免疫力とダイレクトにつながる、重要な要素です。
体温は、起床直後は低く、日中の活動期にピークになり、夜になると再び下がる…という風に、1日のうちでも変動があります。だから、「平熱」とは起床後3〜5時間後の体温を言うんだそうです。そして、健康と美容に理想的な「平熱」は36.5〜37.0℃と意外に高めなんです。
36℃台ならともかくとして、「平熱」が35℃台の低体温の人が急増していると言います。特に女性は多いようです。
仕事がデスクワーク中心になり、便利なものが増えたことにより、体内の最大の熱生産器官である筋肉が減ったことが第一の原因です。さらに女性は男性よりも筋肉量が少ないのが女性に低体温が多い理由です。
ある女性社員50人の体温測定をした調査では、低体温の人が約60%という結果だったそうです。理想体温の人は20%もいなかったそうです。
女性の場合は、生理期とともに体温も穏やかに上昇と下降を繰り返します。「平熱」をチェックするなら生理初日から2週間以内…を基準にするといいそうです。というのは、女性は排卵期以降、体温がわずかに上昇するからです。いわゆる「高温期」は、「平熱」よりも0.3〜0.5℃上昇します。
排卵後に体温が上昇するのは、免疫細胞が外敵からの警戒を強め、卵子を大切に守る役割を果たしているんです。
だから、「平熱」が36.5℃以下の人は要注意なんですよ。