こんにちは。
女性の大敵といえば「冷え」。手足が冷たい、冷えて眠れないなどでお悩みの人も多いと思います。さらに、冷えるとただ寒くてつらいだけでなく、「免疫力」が低下することで、あらゆる不調や病気につながります。
「免疫力」とは、ウイルスや細菌などの病原体から体を守る抵抗力のこと。つまり「疫(病気)」を「免」れる力です。中医学では「衛気(えき)」にあたります。「免疫力」が低下すると、カゼやインフルエンザにかかりやすく治りにくくなったり、疲れやすい、キズや炎症が治りにくい…などの状態に。また、ガンなどの病気にかかるリスクも高まります。
この「免疫力」を低下させるものの1つが「冷え」。「免疫力」が高まるのは、体温が37℃くらいのとき。やや高めです。逆に体が冷えて体温が低いと、働きが悪く、体のバリア機能がグッと低下します。
「免疫力」をアップさせるためには、体を温めることが不可欠です。
女性は男性よりも筋肉が少なく、生理で血液を失うこともあり、特に気を付ける必要があります。また、「免疫力」のピークは20代~30代。年齢とともに下がっていく傾向があるので、年を重ねるほど体を冷やさないことです。
そして、気温が低くなる冬は「免疫力」が低下しやすいうえ、カゼやインフルエンザのウイルスなどが増殖しやすい、特に気を付けないといけない季節です。
すぐにカゼを引く、疲れが取れにくくていつもだるい…という人は、体が冷えて「免疫力」が低下しているのかもしれません。「冷え」が免疫力をダウンさせます。
<体を温めるといい効果>
・生理痛がラクに…生理痛の原因として考えられるのが冷えによる骨盤内のうっ血。体が温まって骨盤内の血流が良くなると、経血が排出されやすくなり、生理痛もラクに。
・肩こり・腰痛の改善…温まって血行が良くなると、老廃物の排出がスムーズに。こりや痛みがラクになります。
・妊娠力にもいい影響…中医学では、子宮や卵巣の血行が良いと、生理のリズムが整ったり、排卵がスムーズになったりすることで、妊娠しやすくなると考えます。
・太りにくい体に…体が冷えると代謝が低下します。食事で摂った糖質や脂質が上手くエネルギーに変えられず、太りやすくなります。また、リンパ液の流れも悪くなるので、余分な老廃物や水分がたまりやすく、手足がむくむことも。体を温めることはダイエットにも有効です。
・肌ツヤアップ…血行が良くなると、肌細胞に栄養が行き届き、新陳代謝も活発に。くすみやカサつきなどのを予防でき。元気な肌をキープできます。
・心も元気…冷えると気力や活力が失われることから、心の状態にも影響が。寒くてつらい状態では確かに元気も出てきません。