こんにちは。

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関節が痛い!腰が痛い!足が痛い!

こんな悩みが解消されれば、毎日の生活がどれくらい楽しくなることか…。

打ち身や捻挫などのときは「痛み止め」も有効ですが、慢性化する痛みにはこれだけでは不十分だったりします。

体が病気で弱ったり、関節が年齢のために弱くなったりすると、体重を支えきれなくなり痛みがあらわれます。こんなときは筋骨や筋肉に栄養を与えて強くする必要があるんです。

痛み止めだけでは治らない体力低下や年齢からくる痛みはどうすればいいんでしょうか?

それは、特に弱いところをさらに強化することだと思います。そうすることで、もっと改善効果が高まるんです。

・骨が弱い…足腰がだるい、骨粗鬆症が心配、足腰が冷えやすいなど
・筋肉が弱い…よくつまずく。手足に力が入らないなど
・筋に栄養が足りない…手足がしびれる、足がつる、関節がガクガクするなど
・血行不良…血管が浮き出ている、皮膚の色がくすんでいる、いつの同じところが痛いなど

中医学では、関節痛や神経痛を総称して「痹証(ひしょう)」と言います。「痹」という文字には「つまって通じない…」という意味があります。日本では「痺」の文字を使うこともあるんですが、痹証にあらわれる痛みや痺れなどの症状を示しているんだと思います。

何らかの原因によって新陳代謝が低下したり、阻害されると、血液の循環が悪くなります。その結果、関節や神経などへ栄養が補給できなくなったり、老廃物が蓄積され、痛みや痺れが起こるんです。

痛みを引き起こる原因としては「外的要因」と「内的要因」があります。

「外的要因」としては、気血の流れの障害です。激しい気候の変化などが影響することも…。風(冷たい風)・寒(冷え)・湿(湿度)など激しい気候の変化は血行不良(瘀血)などの代謝障害を引き起こします。したがって、冷たい風に当たったり、寒くて冷えたり、また湿度が高い曇りの日や雨の日に起こりやすくなるんです。

中医学では「不通則痛」(通じざれば、即ち痛む)という有名なコトバがあります。気血の流れを傷害され代謝障害が起こると、痛みが出る…という意味です。外的要因は「不通則痛」の痛みということです。「気候変化の影響を受けやすく、比較的激しい痛みがあらわれるタイプ」とも言えます。

一方、「内的要因」としては、組織・器官の栄養障害です。虚弱体質、慢性病や老化による血虚(血液不足)・気虚(エネルギー不足)・肝腎虚(骨あるいはホルモン系が弱い)などの抵抗力弱め、代謝障害の要因になります。これらの体質では組織や細胞に栄養を与えられなくなり、痛みや痺れを引き起こします。

これも中医学では「不栄則痛」(潤わざれば、即ち痛む)という有名なコトバがあります。組織・器官の栄養障害から代謝障害が起こると、痛みが出る…という意味です。内的要因は「不栄則痛」の痛みということです。「疲労などの影響を受けやすく、慢性化する傾向にあるタイプ」とも言えます。

この「外的要因」と「内的要因」を考えながら、漢方薬を選ばれることが大切です。