こんにちは。山一薬局立小路店の岡村祥平です。
先日、小倉で「ワタナベオイスター」の勉強会に参加してきました。今回はその報告です。
活性酸素のお話でした。そしてその活性酸素、脳内の過剰なにあると、不眠やうつ状態を招くそうですね。
家族の病気や将来に対する不安、職場での悩み、いじめなどの心理的ストレスや、気温・気圧の変化、病気・ケガ、長時間勤務、パソコンなどの使用による疲労などの肉体的ストレスを受けると、脳や体に活性酸素がたくさん発生しするんだそうです。
脳内での活性酸素が過剰になると、脳の機能は低下するそうです。
特に、脳は酸素をたくさん必要とする場所。そのため、活性酸素も多く発生するというわけです。しかし、脳はその活性酸素を処理するのが下手なんだとか。
脳内の活性酸素を消してあげることが、不眠・うつ状態の軽減につながります。それは、不眠やうつ状態を起こすホルモン(コルチゾール)の分泌を減少させることにもなります。コルチゾールは別名「ストレスホルモン」と言われているもの…。
その活性酸素、どうやったら体の中から消えるんでしょうか?
活性酸素を消す方法は2通りあります。ビタミンCやEに代表される「抗酸化物質」を摂ることと、活性酸素を消す酵素の働きを元気にすること…です。
抗酸化物質にはビタミンCに代表される「水溶性(水に溶けて脂に溶けない)」と、ビタミンEに代表される「脂溶性(脂に溶けて水に溶けない)」があります。
水溶性のビタミンCは、抗酸化作用がありますが、脂成分の多い細胞膜ではじかれ、なかなか細胞内へは入って行かないそうです。
一方、脂溶性のビタミンEは、脂成分の多い細胞膜に入り込み細胞膜内の活性酸素は消しますが、水成分の多い細胞内へは入り込めないないそうです。
なので、帯に短し襷に長し…といった感じです。だから、細胞の奥深くの活性酸素を消すには両親媒性(水溶性+脂溶性)の抗酸化物質が一番。両親媒性の抗酸化物質は、オイスターの中から発見されたんです。それがCG7という物質。しかも、ビタミンCやEよりも活性酸素を消す力が強いんだそうです。
また、血液中の成分が脳細胞に入るには、血液脳関門という関所を通り抜ける必要があるんですが、CG7はちょうど良い具合に通るんだそうです。だから、CG7は脳内の活性酸素を消す…ということなんです。
また、もう一つの「活性酸素を消す酵素を元気にする方法」。活性酸素は、SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)やGSHーPx(グルタチオンペルオキシダーゼ)という、活性酸素を消す酵素によって消去され、ボクたちの体を過剰な活性酸素から守っています。そして、これらの酵素が働くためには、微量ミネラルの亜鉛・銅・セレンが必要不可欠なんです。もし、脳内で亜鉛・銅・セレンが不足すると、SODやGSHーPxの働きは低下します。微量ミネラルの補給は、酵素の働きを助けます。この微量ミネラルも、オイスターにはタップリ入っている…ということです。
また、加齢とともに、この酵素の数も減っていきます。そうすると、活性酸素が発生しやすくなります。そうすると、脳の機能は低下して、不眠、うつ状態、物忘れが増えていくんだそうです。また、加齢とともに食が細くなるのも、ミネラル不足を招いて、酵素の数の減少につながるんだとか。
だから、その2つの「活性酸素を消すシステム」のどちらにも、オイスターは必要で、活性酸素を消去してくれる効率の良いものなんです…というお話でした。