こんにちは。
日本では、明治政府が西洋医学、とりわけドイツの医学を模倣するように決めたため、漢方薬は医学の外に追放され、民間薬としてのみ使用される時代がしばらく続きました。
こうした歴史に翻弄され、抹消されかかったにもかかわらず、それでも漢方薬が再び注目を集め、医療の分野に復活したのは、「効くから」という以外にないと思います。
西洋医学では、原因が分からなくて手が出せない分野でも、中医学なら治せることも少なくないです。
西洋医学のように科学的にどうして効くのかを細胞レベルや遺伝子レベルで解明されているわけではないのですが、とにかく「効く」ということは多くの人が体験的に知っているのではないでしょうか。
なので、漢方薬は何千年にもわたり残っているわけです。
個人差はありますが、40歳を過ぎると多かれ少なかれ老化現象がみられます。
40歳を過ぎたころから腸の老化が進み、腸内環境が悪化して善玉菌が減り、免疫力が低下して病気になりやすいという研究報告があるのだそうですが、血管の老化現象である動脈硬化も40歳を境に加速すると言われています。
年齢的なものだけでなく、積み重なるストレスでホルモンのバランスを崩しやすくなるのもこの年代、特に女性は45歳前後から更年期によるホルモン分泌の大きな変動があり、その影響で自律神経のバランスを乱して体調を崩す人が多くなります。
「何となく体調が悪くて疲れやすい」「のぼせたり、気持ちが落ち着かずイライラする」「不眠に悩まされている」「気分が沈んでうつっぽい」など、本人は苦痛を感じているのに、病院で検査をしても原因がよく分からないというのは、40代を過ぎれば珍しい話ではないです。
重大な病気がないから一安心。でも、不調を抱えたままで辛い日々を過ごす…。
こんなとき、漢方薬なら、全身の働きを整えることで不調の症状の改善を目指します。
40代半ばから起きやすい体の不調に対し、漢方薬が相性のいい場合が少なくないと思います。