こんにちは。
病気ではないけれど、どことなく具合が悪い…。
こうした「不定愁訴」は現代の多くが抱えていると思います。
西洋医学では検査などで数値に明らかな異常が見られない限り、治療の対象にはなりません。
これに対し、漢方では、健康と病気をはっきり区別して考えないため、西洋医学的には対象とならないグレーゾーン(未病)も治療できるわけです。
漢方というと、「苦い薬を飲んで病気を治す」というイメージがあるかもしれません。
実は漢方が得意とするのは、発病する前の「未病」の段階。心と体の状態を診ながら、未病にアプローチしていく医学です。
「何となく不調だな…」という未病の段階であれば、漢方によって再び健康を取り戻すことができます。
漢方の治療が未病の段階、つまり西洋医学的検査で異常がないか、異常があっても病名がつかない段階から対応ができ、「大病にならないうちに対処できる」という意味では、現代の「予防医学」に通じます。