こんにちは。
「北京オリンピック2022」がスタートしましたね。
そして2月4日は「二十四節気」のうちの「立春」、開会式の「二十四節気」のカウントダウンが印象的でした。「24:雨水」から始まり、最後は「1:立春」と、この日に合わせた演出はセンスの良さを感じます。
演出はチャン・イーモウ監督。「紅いコーリャン」「あの子を探して」「活きる」「上海ルージュ」「初恋のきた道」、最近では「HERO」、高倉健主演の「単騎、千里を走る。」などの作品の監督です。個人的には「テラコッタ・ウォリア/秦俑」という「インディ・ジョーンズ」と「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を足して割ったような作品に主演で出ている印象が強いです。ただ、チャン・イーモウ監督の昔の作品はDVDになっていないものが多いので、見返せないのが残念です…。
話は反れましたが、日本には四季があり、春夏秋冬と自然の変化を楽しんで生活することができます。昔の人は1年を24等分して、その分岐点を含む日に季節を表す名称をつけ「二十四節気」と呼びました。
「立春」が過ぎると春なわけですが、まだまだ雪も降るし、寒いですね。
寒かった季節が春を迎えて暖かくなるるわけですが、木の芽が青々と芽吹き、自然界の植物も動物も活発に活動を始めます。
もちろん、その影響をボクたちの体も強く受けます。
春の陽気は体にエンジンをかけるような「気」を上昇させる性質があります。心躍る季節ではありますが、一方でこの時期に「気力」や「元気」が足りないと、活動的な状態に上手くシフトできず、逆にその変化がストレスになり、自律神経やホルモンバランスが崩れやすくなりますし、春は人間関係や環境の変化なども起きやすいので、心身のバランスも崩しやすくなります。
中医学では、体全体の気の流れを調節する役割を「肝」が担っていると考えています…。「肝」は、「血」を蓄え体内の血量を調整する臓器で、「気」「血」の巡りを良くし、自律神経の安定や骨、筋肉の緊張を維持する臓器と考えられています。
中医学では、「人間の五臓は四季と対応している」と考えていて、「春気」は「肝気」と相通じていて、春の季節は「肝」を養うことが大切。特に、日本では、新学期、新年度、新入社、転勤など4月に転機を迎える人も多いので、新しい環境や人間関係などに悩まされることも…。いわゆる「五月病」にならないように、今から「養肝」をしたいものです。
生活リズムを一定にする、体を動かす、深呼吸をする、お風呂は湯船に浸かるなど、まずは規則正しい生活を送ることが基本ですが、手助けをしてくれる漢方薬や自然薬などもありますので、気になる方はご相談ください。