こんにちは。

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今年は、柿が豊作のようです。車を運転していると、いたるところで鈴なりになった柿の木を見かけます。秋の味覚です。

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ウチの近所のウサガワさんの家にも柿の木が、たくさんの実をつけています。この木になる柿は、渋柿なんだそうです。でも、柿のヘタにアルコールをチョット塗ってビニールに入れて数日置いておくと、渋さが抜け、甘くなります。こうやって、追熟させるのです。

柿は、その年が豊作だったら、次の年は実を付けないそうですね。休む期間が必要なんだそうです。だから、毎年コンスタントに収穫しようと思ったら、間引かないといけないんだそうです。

柿は7つの長所があると、古い書籍に記されてるんだとか。それは、1.長寿 2.陰を補う 3.柿の木に鳥の巣はなし 4.木から落ちる虫がなし 5.霜後紅葉は目の保養に 6.柿をお客のもてなしに 7.その落ち葉に落書きができる…なんだそうです。なんか、最後の方は意味がよく分かりませんが…。

中医学では、柿には「清熱止渇(せいねつしかつ):熱を収め、のどの渇きを解消」「解酒毒(げしゅどく):アルコールの分解を促して、二日酔いを解消する」などが知られています。

また、現代の研究では、「血圧の降下作用」「抗酸化作用」「アルコールの分解を促進する作用」があることが分かっています。

話題の栄養素としては、「タンニン」「ビタミンC」。「ビタミンC」は、葉の方にも多く含まれています。

以前、柿が豊作の年に、何人もの人が、胃酸が上がるという症状で来られました。聞くと、みなさん柿の食べ過ぎのようでした。いっぱい出来たから、お腹いっぱい食べられたようです。

柿は、寒性で胃腸を冷やすので、胃腸の働きが落ちたのと、「タンニン」が胃腸を収れんさせ、刺激を与えたらなんだと思います。

何事も、食べ過ぎはいけません。

柿には、その他に柿の「ヘタ」や「葉」は、それだけで生薬として使われます。

柿のヘタは「柿蔕(してい)」と呼ばれ、しゃっくりを止めるなどの効果があります。

また、その葉の「柿葉(しよう)」は、血圧の降下作用や血糖値の降下作用、血行を良くする、二日酔いの解消…などに。

そんな柿が、今年は鈴なりに…。