こんにちは。

お盆を過ぎて、幾分か日差しが和らいできたように感じます。今年は暑く、日差しも強い日が続きました。長時間紫外線にさらされると、お肌がダメージを受け、お肌が「酸化」されていきます。

酸化される=サビる

「酸化」とは体の中で一部の酸素が内臓や組織、細胞にダメージを与える活性酸素に変化して、老化を促進させることで、生活習慣病やがんなどの大きな要因であるといわれています。「酸化される」=「サビる」こと。この「サビ」はお肌にも起こっているので、「サビ止め」をしないと肌本来の機能や美しさが損なわれてしまいます。

この「サビ止め」で代表的な植物に沙棘(さーじ)があります。沙棘の赤や黄色い果実は“生命の実”と呼ばれ、古くから民間薬として珍重されてきました。特に果実からとれるオイル「紅沙棘(ほんさーじ)」は美肌効果が高く、体のサビを防ぎ、血液や皮膚の自浄作用を促してくれる、まさに「飲む美肌オイル」です。

沙棘オイルの成分

「沙棘オイル」は、非常にキレイな深紅色をしているのが特徴的です。この色を成す主要な色素成分はβークリプトキサンチンというカロチノイド。この色素には、活性酸素から細胞を守る働きなども確認されています。

また、「沙棘オイル」の脂肪酸組成も、自然界では非常に特異なのだそうです。

パルミチン酸:パルミトオレイン酸:オレイン酸=1:1:1

この脂肪酸組成は、皮脂などの脂肪酸組成に近く、人体になじみやすい…構成なのだそう。

その中のパルミトオレイン酸。美容の成分としても知られていて、その含有量が約3割…というのは特筆すべきなのだとか。自然界にこれほど多くパルミトオレイン酸を含む植物性油脂は存在しないとか。

この脂肪酸は、1価の不飽和脂肪酸で酸化されにくく、体の隅々まで行き渡り、末梢の毛細血管をしなやかで丈夫にすることができます。このことにより、末梢血管の状態が改善され、皮膚の毛細血管などにも血液が流れ、肌のキメや潤いを取り戻す手助けをする…と考えられます。

沙棘オイルをおススメするポイント

ボクは皮膚のバリア機能が弱い人に、沙棘オイルを服用していただくことが多いです。角質層の表面、皮脂膜を強化することができると考えています。高齢者になるとホルモンの分泌が減少から皮脂腺の機能が低下、乾燥しやすくなりますが、そのような皮膚トラブルにおススメ。また、アトピー性皮膚炎でバリア機能の弱い肌の人の美肌づくりには欠かせないと感じています。アトピー性皮膚炎の人の急性期(赤い、ジュクジュク)のときは別として、急性期の症状が落ち着いたときからは皮膚を丈夫にし、症状を安定させるために欠かせません。

さらにこの沙棘オイル、美肌だけではありません。

沙棘オイルの主な作用

①抗酸化・老化防止:強い抗脂質化酸化作用をもち、体内のフリーラジカルを除去し、放射線や紫外線、電磁波から体を守る

②抗炎症整肌作用:粘膜修復、皮膚組織再生を抗炎症作用により、潰瘍や炎症の回復を促進

③滋陰潤腸作用:有効成分が体に潤いを与え、新陳代謝を促進し、肌を若返らせる

④血脂降下作用:コレステロール、中性脂肪の値を下げ、動脈硬化の改善に

なので、血管の老化防止にも役立ちます。肌と同様に柔軟な血管を再生してくれ、アンチエイジングにはなくてはならないものです。

沙棘オイルをカプセルにした紅沙棘(ほんさーじ)を飲んでいただいている方は「お肌がしっとりしてきた…」「お肌のキメが細かくなった…」「お化粧のノリが良くなった…」など実感されるケースが多いようです。

沙棘オイルは1トンの沙棘の実から、約2kgしか採れない貴重なオイル。その上、何も加えず、昔からの圧搾方式での抽出です。紅沙棘1粒に換算すると、沙棘の実2225粒に相当します。

そんな良質なオイルは、体の隅々に行き渡り、細胞を修復し、細胞を若々しく保ちます。乾燥しやすい人にはおススメです。