こんにちは。
「残暑」も暑さ厳しい日が続きます。熱中症に対する警戒は、引き続き必要です。
人間の脳は「暑くてイライラ」しているか「何か頭にきてイライラ」しているか区別できないそうです。 28.4℃以上になると不要な口論が増加する研究もあるそうです。
そこで思い出したのが、「十二人の怒れる男」という、12人の陪審員たちが殺人事件に評決を下すまでを描いた密室劇。1957年の映画で、納得いくまで議論を尽くすことを描いた名作です。
ムシムシした部屋の中、汗だくになりながらの議論、暑さのせいかみんなイライラしている様子。法廷物なのに、邦題が「十二人の怒れる男」、原題も「12 Angry Men」でそのままズバリ。あの部屋は28.4℃以上あったに違いありません。エアコンの効いた部屋の中での議論だったら、タイトルも変わっていたのかもしれません…。
確かに、体に熱がこもるとイライラしやすく落ち着きがなくなりますが、夏場は特に暑さでイライラしやすくなるというわけです。
中医学では、精神的な活動、大脳の働きを「心」が司ると考えます。夏場は「心」に大きな負担がかかる時期。熱が過剰になるとイライラしやすくなる、心が落ち着かない、不眠などの原因にも。
冷やしすぎはよくありませんが快適な温度でお過ごしください。
ちなみに「十二人の怒れる男」はおススメの映画です。