こんにちは。

今年は、9月20日が彼岸の入りです。

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があります。「冬の寒さ(余寒)は春分頃まで、夏の暑さ(残暑)は秋分頃までには和らぎ、凌ぎやすくなる」という意味の日本の慣用句だそうです。

やはり、この時期になると涼しくなってきましたが、今年の猛暑は異常だったと思います。山口でも38℃…。人間の体温よりも高いんですから。

ボクたちが子供の頃は、夏になっても今のように異常な暑さはなかったと思います。やはり、これも地球温暖化の一つではないでしょうか。

今やボクたちの環境は、地球温暖化、食事の欧米化、ストレスの多い社会環境などが要因となり、アレルギー性疾患熱性疾患、大人のニキビやアトピー性皮膚炎などの皮膚トラブルが増えているように思います。

これら熱性のトラブルは、「生活の中に熱が溜まっているから、そうなる」という事だと考えられます。

アルコールを飲む機会が多い、魚よりも肉、夕食時間が遅い、甘い物が好き、外食が多い、タバコを吸う、運動不足…などはニキビの出来やすい生活習慣です。
特に「大人のニキビ」は、体質・遺伝的なものもありますが、生活リズムの乱れ、ストレスなどにより、ホルモンバランスが乱れ、ニキビが起こりやすくなります。

ニキビの出る場所の特徴は、頬下から顎のライン。ストレスが強い場合

ニキビなどの熱性疾患には清熱解毒(せいねつげどく)が必要です。

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特に、赤みが強い、膿をもって痛みがあるような場合には「五涼華(ごりょうか)」がおススメです。

生理前に顎のラインに毎回ニキビがひどく出る方は出方が少なくなり、ストレスで赤いニキビが気になっていた方は症状が良くなったと喜んでおられました。

ただ、ニキビができやすいのは男性ホルモンが過剰になっている場合なので、過労やストレスによってホルモンバランスが崩れていると考えられます。

また、それらにあまり思いあたらないのにニキビができるという人は卵巣機能の低下などが潜んでいる可能性があります。生理周期が一定でない、基礎体温がバラバラのような人がそうです。そんなこともあり、女性の場合は生理不順の人が少なくないです。

ですから、生理のリズムを整えることを一緒にする必要があり、それが根本的な改善につながっていくと考えます。

それ以外でも、ニキビのタイプによって薬の使い分け、漢方薬の加減が必要です。赤みは強くないが疲れるとひどくなる場合は元気を補う補気薬を、赤みがなく白いニキビが多い人は胃腸の働きを高める薬を、跡がなかなか消えない人には血液に栄養を与え、血行を良くする薬を使います。