こんにちは。
体力のない汗かき体質の人は夏に弱く、冷たい水分を過度に欲し、代謝能力がないので利尿が悪く、お腹もこわしやすく、体の中の水分も偏在し冷えがきつくなることも…。
これは慢性的なパワー不足と言えますが、こんなとき漢方薬で定番なのが「生脈散(しょうみゃくさん)」。日本では「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」という名前で販売されています。
「麦味参顆粒」は名前通り、麦門冬(ばくもんどう)、五味子(ごみし)、人参(にんじん)で構成されていますが、この処方は金・元時代の四大医家の1人、李東垣(りとうえん)の「内外傷弁惑論」で、本来は虚脱によるショックで流汗が止まらず、血圧低下、脈うすし…といった際の応急薬としての一面をもっていたそうです。
実際、「毛沢東の私生活」という本では、毛沢東が3度目の心筋梗塞を起こして、危篤に陥ったとき、「生脈散」の静脈注射が打たれたことが主治医によって明らかにされています。結果、脈拍がこころもち強くなり、血圧も上が72→104、下が66→86まで上がったとあります。
熱性疾患の病中の補助薬、回復期のケアに格別の効果を見せますが、心臓、呼吸器にも相性が良いので、立ちくらみや不整脈の改善や、寝起きを良くすることにもつながりますし、やたらと口が渇く、冷たい水分のがぶ飲みも止まるのでは…と思います。
味も「麦味参顆粒」はアクエリアスなどのスポーツドリンクに溶かすとよく合いますので、スポーツをする方の水分補給に最適です。
夏を元気に乗り切るため、「麦味参顆粒」はおススメです。