こんにちは。
年齢を重ねるにつれて体内の水分は次第に減少していきます。
ボクたちの体の中には、性別や年齢で差はありますが、胎児では体重の約90パーセント、新生児では約75パーセント、子どもでは約70パーセント、成人では約60~65パーセント、高齢者では50~55パーセントを水が占めていると言われます。
そして、体重の2%の水分が失われただけでも、体に色々な不調が出てきます。
夏の炎天下では、水分はどんどん消耗されて、元来不足しがちな高齢者では容易に脱水症状に陥ってしまいます。
脱水症状に陥ると、細胞内の水分が減少すると同時に、血漿も明らかに減少していきます。そうなると、血液は濃縮され、血液粘度は高まりドロドロの状態に…。
よく健康な人の血液の流れは、勢いよく流れる清流に例えられます。血管の中を流れる赤血球・白血球・血小板は、伸縮性のあるゴムボートです。
川が正常に流れるためには、水がきれいで勢いがあり、水量も豊富で川幅も充分にある…ということが条件です。
脱水症状に陥り血漿が減少することは、川の水量が減って、ゴムボートが浅瀬に乗り上げた状態…と言えます。ゴムボートが動けなくなるように血球も動けなくなり、血管に付着し血栓となるわけです。これが真夏に心筋梗塞や脳梗塞が多発しやすくなる原因となります。
中医学では、心機能が低下した心筋に栄養を与え、心臓の筋力を増強し、しかも心臓の酸素消費量を増やさない方法をとります。その中で「麦味参顆粒」は、血漿の増水や心筋への栄養補給、心気を補う漢方としておススメです。
一方、血液をサラサラにする生薬である「丹参」を主成分とする「冠元顆粒」は血管の拡張、血栓の予防、血球の変形能の向上のほかに、血液粘度を下げる作用が期待できます。
組み合わせることで、血液はキレイな川の流れのようにサラサラと流れることができると思います。