こんにちは。
“血管の老化”は20歳ごろにはすでに始まっていると言われています。
加齢とともに血管が硬くなると、高血圧などの生活習慣病の要因となるんですが、現代では食生活の乱れや運動不足、ストレスなどが原因で、より若いうちから血管の硬化が起こっていると言われています。
また、長年のデスクワークや運動不足によって徐々に心臓の機能も衰え、血液循環が悪くなり、階段を上ったり、駆け足をしただけで動悸や息切れが起こるようになるんです。
動悸・息切れは血流の乱れのサインです。
動悸を感じる時は、体の全体に十分な血液が行き渡らず、それを心臓が一生懸命動いている状態なんです。
軽い運動で動悸を感じるような場合は、心臓の働きが低下していることが原因と思われます。また、不安やストレスなど、精神的なもの、睡眠不足や過労、加齢や肥満、猛烈な暑さや寒さなどの気候の変化、貧血やホルモンバランスの乱れからも、心臓のリズムが乱れることがあります。
その血流の乱れによって心臓の拍動を強くまたは速く感じるといった症状が動悸なんです。
同時に、血液の循環が悪くなると体が酸素不足になって、ハアハアと息が切れる、息をしづらい、息苦しいといった症状として現われるのが息切れです。
血流の低下は脳にも影響が…。
心臓のポンプ機能が低下して血液循環が悪くなると起こりやすくなると、脳の血流量の低下が起こります。頭がボーっとしたり、気が遠くなったり、意識の低下などが起こります。
今年は、全国的に最高気温を更新する所が続出するように、暑い日が続いています。今日は高知県四万十市江川崎で観測史上で最高温度の41℃が出ました。暑さによってますます心臓に負担がかかります。
心臓を守る中医薬に「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」があります。麦味参顆粒の中国古来から「生脈散(しょうみゃくさん)」と呼ばれています。「脈を生む」この「麦味参顆粒」は心臓が弱って脈が消えそうになった時、脈を呼び戻す力があります。
実際、「毛沢東の私生活」という本では、毛沢東が3度目の心筋梗塞を起こして、危篤に陥った時、「生脈散」の静脈注射が打たれたことが主治医によって明らかにされています。結果、脈拍がこころもち強くなり、血圧も上が72→104、下が66→86まで上がったとあります。
「麦味参顆粒(生脈散)」は麦門冬、五味子、人参という3つからなるシンプルな処方です。疲労回復させる力が強く、心臓の収縮力を高め、ストレスに強い体にしてくれる処方です。
ウチの薬局では、この猛暑が続くこんな時には、水分補給を兼ね、スポーツドリンクのアクエリアスに混ぜた、その名も「バクエリアス」をおススメしています。