こんにちは。
健康茶として市販されているお茶ですが、健康を気にされる人には手軽であるかもしれません。
種類も多く、民間薬としてむかしから飲まれているものも多く、簡単にまとめてみました。
杜仲(とちゅう)茶
杜仲は中国大陸の西南部からベトナムにかけて自生する樹木です。古来より中国ではその皮を漢方薬として高血圧や動脈硬化症に用いてきました。その葉を煎じる杜仲茶は、メタボリックシンドロームが気になる方に注目されています。
ドクダミ茶
ドクダミは十種の薬効にちなんで「十薬(じゅうやく)」と呼ばれています。日本薬局方にも、便秘・尿量減少・便秘にともなう吹き出物への効果が記載されています。消炎や解熱作用、腫れ物を抑える作用が期待され、煎じたお茶は民間薬としてむかしから飲まれています。冷え症の人には向きません…。
ハトムギ茶
脱穀して精白した実は「薏苡仁(よくいにん)」と呼ばれ、漢方では排膿、利尿などに用いられます。イボ取りや肌荒れ、しみ、そばかすへの作用もよく知られています。ブレンドしたお茶の中に入っていることが多いです。
グァバ茶
グァバは熱帯アメリカのフトモモ科の植物です。葉は、葉緑素や葉酸、ビタミン、ミネラル、タンパク質、多糖類が豊富で栄養価が高く、グァバ葉ポリフェノールは、血糖値や花粉症への作用が研究されています。
桑の葉茶
中国や日本全国に自生するクワ科の落葉高木で、蚕のエサとして知られています。現代人不足気味なルチンやケルセチン、カルシウムや鉄分、亜鉛を含みます。桑の葉特有のデノキシノジリマイシンは、血糖値への作用が研究されています。
白刀豆(なたまめ)茶
白刀豆は東南アジア原産のマメ科の植物です。形がナタに似ていることから、そう呼ばれています。化膿に良いとされていたり、腎臓への作用が研究されています。
黒豆茶
良質のタンパク質のほか、サポニン、レシチン、ビタミンEなどを含有しています。皮の色素のアントシアニンは、目にやさしい成分として注目されています。イソフラボンも豊富で、女性ホルモン様作用でカルシウムの吸収を助けます。