こんにちは。
経絡は十二経脈あり、「陰経」と「陽経」に分かれています。陰に属するものは「五臓」、陽に属するものは「六腑」です。
「陰経」には「手の三陰経(肺経、心包経、心経)」と「足の三陰経(脾経、肝経、腎経)」があります。手の三陰経は「胸→手」に、足の三陰経は「足→胸」に向って気血が運ばれます。
「陽経」には「手の三陽経(大腸経、三焦経、小腸経)」と「足の三陽経(胃経、胆経、膀胱経)」があります。足の三陽経は「手→頭」に、足の三陰経は「頭→足」に向って気血が運ばれます。
「陰経」は体の内側、「陽経」は体の外側を通っています。
先日、中医皮膚病のスクーリングで韓(はん)先生が「経絡と皮膚病」についてお話されました。
特に皮膚病で症状の出やすいのは「足少陽胆経」「足厥陰肝経」と「足陽明胃経」「足太陰脾経」の経絡に沿った場所…だということ。
「体幹の側面」の皮疹は「肝胆系」と関係があると言われています。「帯状疱疹」は、三叉神経、肋間神経、坐骨神経に沿って出ますが、この場所は「胆経」と一致しています。
「体幹の前側」の皮疹は「胃経」と関わりがあると言われています。
つまり経絡から皮膚病を考えると、「ストレス」と「食事」の影響が大きい…ということを示していることが分かりま。近年増え続けている皮膚トラブルに関して、これらの問題が考えられると思います。