こんにちは。
ボクたちの身近にある食材の「ハチミツ」の糖分は、花の蜜を蜂が濃縮し、果糖やブドウ糖になったものです。
砂糖やデンプンを消化吸収するのにビタミンB1が必要ですが、「ハチミツ」に含まれるブドウ糖はビタミンB1をつかわなくても消化吸収されるそうですから、体力のない人にもいいと言われています。
また、「ハチミツ」の果糖は人体では吸収できず、腸内の善玉菌のエサとなり、整腸作用を助けます。
中医学における「ハチミツ」の作用として、「肺」に潤いを与えてはたらきを高めてくれる「潤燥(じゅんそう)」があります。保湿性があり、乾燥症状を改善させることから、乾燥によりセキが出る、のどが痛む、肌が乾燥する…という症状にもおススメです。
そんな「ハチミツ」は色々な花の蜜から出来ていますよね。それにより、同じ「ハチミツ」でも味が違います。何の花から採れたものかで、その薬効が変わるとも言われています。もとの植物の薬効もプラスされる…ということです。
先日、デパートの食品売り場を歩いていたら、「L’ABEILLE(ラベイユ)」というハチミツ専門店にある「龍眼(ロンガン)」という「ハチミツ」に思わず目が行き、立ち止まって見てしまいました。
「龍眼」と書いて、ボクたちは「りゅうがん」と呼びますが、この「龍眼」は体を補い補血、滋養強壮の効果が有るとされています。
漢方薬として果肉を乾燥させたものを「龍眼肉(りゅうがんにく)」と呼びます。心疲労、不眠、貧血、病後、産後の肥立ち、また胃腸に効くとされ、「心脾顆粒(しんぴかりゅう)」にも入っています。
「龍」が縁起のいい動物であることから、「大安」の日にだけ店頭に並べているんです…と店員さんに教えていただきました。
「龍眼」自体がライチに見た目や味が似ているため、「ハチミツ」もライチの風味がしました。美味しいのと珍しいのとで、ボクは買ってしまいました。