こんにちは。
暑い夏、ビールが美味しい季節です。
ビールは「涼性」で、食欲を促進します。中医学的には「健胃消食(食欲を促し、消化力を高める)」「清熱解暑(体にこもった余分な熱を収め、暑気あたりを解消する)」「利尿(利尿作用がある)」などの効果があります。
最近、「麒麟 淡麗<生>」のCMに「ケツメイシ」が出ていますよね。
ケツメイシはボクも好きでよく聴きます。今回のドライブでもよく聴いていました。夏の曲が多いので、ちょうど今の時期いいですよね。「旅」「さくら」「トレイン」など好きな曲も結構あります。
アルバム「ケツノポリス」のジャケット写真もいつも沖縄の「首里城」で撮影されて独特ですよね。
そんなケツメイシのメンバーが薬剤師というのが有名で、その名前のケツメイシは漢方薬の「決明子」からきている事もよく知られています。薬学の辞典の適当なページを開いて真っ先に目に付いた「決明子」が名前になったと言われています。メンバーが薬剤師なので、薬剤師会の大会などで曲が流れていた事もありましたし、ケツメイシを呼ぼうか、とそういうプランがあったとも聞いた事があります。結局、実現しませんでしたが…。
「決明子」とは、エビスグサ(決明)の種子(子)の生薬名で、日本薬局方にも収載されているのですが、どっちかというと健康食品として用いられます。決明子は「ハブ茶」として流通しています。
中国明代の「本草綱目」に収載され、その名称は「目を良くする(決)種子」に由来すると言われていて、アントラキノン誘導体、ナフタリン誘導体を含有し、アントラキノン誘導体の緩下作用により便秘、腹部膨満感に効果があります。
前に働いていた漢方薬局で、「焙じたハブ茶」と「焙じたハト麦茶」をブレンドして「健康茶」として売っていました。香ばしくて、お腹にもいい「健康茶」は飲みやすく、その薬局では人気商品でした。また、「ケツメイシ」の好きな人へのプレゼントに、シャレで「決明子」を買いに来たお客様もいました。
「ケツメイシ」と「決明子」、この夏おススメです。