こんにちは。

この前、鞆の浦に行った時に、お土産として「保命酒」を買いました。

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「保命酒」とは、江戸時代福山藩を代表する幕府への献上品だったようで、幕末にはペリーやハリスが来航した際の宴会での食前酒として飲まれたといわれている、日本古来の薬味酒だそうです。そして、その「保命酒」は鞆の浦で生まれたようです。

「保命酒」は身体のバランスを整える生薬16種を酒精に浸し、有用成分を損なわないように、時間をかけてゆっくりと抽出したもので、創醸当時の製法を守って作られているそうです。

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生薬とは、ジオウ、ブクリョウ、サンヤク、シュクシャ、タクシャ、サンシュユ、チョウジ、シャクヤク、センキュウ、トウキ、ビャクジュツ、ケイヒ、カッコン、キョウニン、カンゾウ、ビンロウジの16種。「六味地黄丸」+「当帰芍薬散」+「桂枝茯苓丸」のような処方です。つまり、滋養強壮をしつつ貧血の改善をしながら、血液の流れを良くする処方で、女性にいいのではないでしょうか?でもお酒ですから…飲み過ぎには注意です。

試飲をさせていただきましたが、香りがよく、味もよく、飲みやすかったです。アルコール度数は14%で養命酒と同じ。

献上品だったという事ですから、昔は漢方薬が高価だったんですよね。

浸けてあった生薬をニオイ袋としてオマケでいただきました。本当にいい香り、生薬そのものの癒しの香りがしました。