こんにちは。

胃腸は季節に関係なく、精神的なストレスの影響を一番受けやすい内臓です。

神経が緊張すると血管は収縮し、胃袋のまわりの血液循環は悪くなります。胃腸はストレスによって、あるときは痙攣し、あるときは弛緩し、下痢と便秘を繰り返す排便異常を引き起こすことがあります。

ストレスが強まると、脳が多くの血液を必要とするため、胃袋のまわりが貧血状態になります。そのために胃袋の自己防衛力が衰え、びらんが起こり、胃・十二指腸潰瘍へとすすむ…ということになります。

今の世の中、全くストレスなく生きていくことは難しいでしょう…。ストレス性の胃腸障害を出来るだけ起こさないようにするにはどうすればいいでしょうか…。

ストレス性の胃腸障害は「胃のまわりの貧血状態」で、自己防衛力が衰えたため起きたものです。それなら、胃のまわりの血液循環を良くすれば、ストレスにも簡単には負けなくなるはずです。

中医学では「血液を貯蔵」し、「流量を調節」し、「消化機能を助ける」はたらきがあるのは「肝」だと考えています。なので、「肝」を強くすることが、ストレスに強くなる方法です。

「肝」の機能を強化すると、血液の循環が良くなり、血液の汚れを早く取り除き、脳の代謝を良くします。

ストレスに強いか弱いか…の差は、「肝」が強いか弱いか…の差ということ。胃腸のはたらきは「肝」によって守られている…というのが、中医学の考え方です。

現代医学の肝機能検査は、肝臓の細胞が破壊されないとなかなか異常値にはならず、発見が遅れてしまう…ということにもなります。

「肝」のチェックポイントとしては、
①目が疲れる
②集中力がなくなる
③気分的にイライラする
④昼間は眠いが夜は眠れない
⑤肩こりや筋肉が硬直しやすい
⑥疲れやすい
⑦上腹部が張る
…などの症状は、「肝」の黄色信号です。ここで無理をすれば、「肝」は本当に破壊されてしまうことに…。

140402_3

「肝」のはたらきを良くし、ストレスに強くなる漢方薬に「開気丸(かいきがん)」「逍遥丸(しょうようがん)」などがあります。強いストレスにさらされて、胃腸のはたらきが落ちている人にはおススメの漢方薬です。