こんにちは。

ワタナベオイスターの勉強会が博多であり、出席してきました。

今回は、「ATP」と「ミトコンドリア」と「活性酸素」についてでした。

「ATP」は「アデノシン3リン酸」と言って、ボクたちにとって車のガソリンのような存在です。

「ATP」をつくるエネルギーの源は、食事によって得られる「栄養素」と、呼吸によって得られる「酸素」なんだそうです。

中医学では「氣」は食べ物から作り出される「水穀の氣(栄養)」と呼吸から取り入れられる「清氣(呼吸)」を合せた「後天の氣」と、親から受け継いだ「先天の氣」があります。

ATPは食事から「解糖系」、「電子伝達系」、「TCAサイクル」の流れによって作られます。そこで活躍するのが「ミトコンドリア」…です。

「ミトコンドリア」はカプセルの形をし、細胞の中に1~10個ほど存在するエネルギーを生み出すもの…というのが、高校の教科書に載っている内容でした。

最近の「ミトコンドリア」の研究で、「糸のような形で、ダイナミックに動き回り、数えきれない量が存在する…」というのが分かって来たんだそうです。

酸素を上手に利用して、ボクたちの体の中でATPを作り出している「ミトコンドリア」ですが、「活性酸素」のような強い酸化力はコントロールが出来ずに、逆に壊されてしまうそうです。

活性酸素を消去するシステムは、本来体の中に備わっていますが、そのシステムが壊れると、「ミトコンドリア」は次々に壊れ、細胞が死んでいくんだそうです。

「ATP」は蓄えることが出来ないので、「ミトコンドリア」が壊れると、それに伴い減ってしまいます。そうすると、エネルギー不足…という状態に陥ってしまうわけです。

逆に、体の中の過剰な「活性酸素」を消去すると、疲れがとれて元気が出る…ということになります。

「活性酸素」を消去するための方法は2つあります。

「活性酸素を消去する酵素のはたらきを高めること」と「「抗酸化物質を摂ること」です。

1つ目の「活性酸素を消去する酵素のはたらきを高めること」ですが、この酵素は加齢で数が減少しはたらきは低下するそうです。脳の中での過剰な「活性酸素」は、脳の機能の低下、不眠、うつ状態、物忘れの原因にもなるそうです。亜鉛やセレンなどの微量ミネラルで酵素のはたらきを保つことが大切です。

もう1つの「抗酸化物質を摂ること」ですが、細胞の中に入って行くには、水溶性と脂溶性の両方を兼ね備えているものが効率よく「活性酸素」を消去できるんだそうです。水溶性だと細胞膜にはじかれ、脂溶性だと細胞膜から細胞の中へ入って行けない…そうです。なので、両方の性質…両親媒性の抗酸化物質だと効率がいいわけです。オイスターから抽出された「CG7」という抗酸化物質には、その両親媒性があります。

そういうことから、オイスターは「活性酸素」から「ミトコンドリア」を守り、「ATP」がしっかりと作られれば、「元気が出ない」「冷え」「太りやすい」「落ち込みやすい」などのエネルギー不足からボクたちを守ってくれる…というお話でした。