こんにちは。
最近スーパーなどで、カゴに入った立派なタケノコをよく目にします。タケノコを見ると、「春が来たな…」と実感します。今が旬ですから…。
ウチの店にも、お客様からお裾分けがありました。しかも、わざわざ湯がいたものを、もって来て下さいました。
なので、おかずの一品にタケノコが入っています。シャキシャキの食感がたまりません。
タケノコは、中国の古い医学書である「本草綱目(ほんぞうこうもく)」に、「旬内は筍、旬外は竹」という言葉があります。「旬」はもともと「10日」の意味なんだそうで、タケノコも10日しか美味しく食べられず、10日を超えると「竹」となると、記載されているようです。
タケノコには、「整腸作用」「骨を丈夫にする作用」などがあると言われています。
「整腸作用」は食物繊維のはたらき、「骨を丈夫にする作用」は中に含まれるリンのはたらきでだそうです。リンは骨の組織に大切な成分だからです。
また、タケノコには16種類以上のアミノ酸が含まれていて、そのうち6種が必須アミノ酸で、それを利用するためでしたら、よく煮るほうが吸収が良いようです。
中医学では、「化痰下気(かたんげき)=痰を除き、気のめぐりを良くする」「清熱除煩(せいねつじょはん)=体内にこもった熱を収め、イライラを解消する」などのはたらきがあると言われています。タケノコは「寒性」で、粗い食物繊維が多いので、体にこもった熱を収める作用、整腸作用があるからです。
なので、今の時期の季節にピッタリの食材かもしれません。
ただ、胃腸の弱い人や、もともと冷え性のある人は、控えめにされた方がいいかもしれません。