こんにちは。
松は、古くから民間の保健薬として利用されてきた植物です。中国の言い伝えでは、昔、仙人が山中で修業をしたとき、不老長寿の薬として松の実などを主食にしていたそうです。このことから、松葉に松の実を「仙人食」と呼ばれています。
松葉の中に含まれる成分として、血管内のコレステロールを除去する「松ヤニ(テルペン類)」、血管の硬化・老化を防止する「ビタミン類」、血液を浄化する「葉緑素(クロロフィル)」などがあります。
・テルペン類(血管障害を解消)
松葉の成分で、特に注意したいのが、松ヤニの主成分である「テルペン類」という精油です。いわゆる植物に含まれる方向性の揮発油で、これがあの松特有のニオイを発しています。
テルペン類には、血管内のコレステロールなどを除去したり、固まった血液を溶かすはたらきがあります。これが動脈硬化を防ぎ、脳血栓や心筋梗塞などにも良い効果があるとみられています。
また、松には腐敗菌を寄せ付けない抗菌効果があります。
最近では、テルペン類にはガンや老化など、さまざまな病気の原因となる活性酸素を無害化することが分かってきました。
・ケルセチン(ボケを防止)
ボクたちの血管は、年をとるごとに、内壁がだんだん硬くなり、やがて弾力がなくなってしまいます。これが脳内の血管で起こると「ボケ」につながるとがあります。
このボケを食い止めるために、松葉の効能が期待されています。なぜなら松葉の色素成分である「ケルセチン」には、血管壁を柔らかくしたり、脳細胞の伝達物質を増強するはたらきがあるからです。
「テルペン類」が、血管を拡張し、血液をサラサラにしてくれ、「ケルセチン」が脳細胞伝達物質を強化してくれるので、ボケ防止には効果的…と考えられています。
・葉緑素(血を作り、食欲を増進)
松葉に含まれる葉緑素(クロロフィル)は、細胞を新しく生まれ変わらせ、血液をスムーズに作るはたらきがあります。この葉緑素が不足すると、赤血球の生産が追い付かず、ときには悪性の貧血を起こすこともあるようです。
また、葉緑素には、腸内の寄生虫を抑えたり、食欲を増進する効果があることも分かってきました。食欲が落ちると、どうしても老化が進みがち。松葉には、それを防ぐことも期待できるんだそうです。
・ビタミン類(血管の補修・清掃)
松葉に含まれるビタミンは、A、C、Kなど。
ビタミンAやCは、血管の硬化を防いだり、血管に出来たキズを修復したり…。また、血圧安定させるはたらきもあるんだそうです。
最近注目されているのはビタミンK。血液の濃さを正常にするはたらきがあります。また、内出血などは硬化があるから起こり、脳内出血の防止にもつながります。
松葉の入っているものに「松寿仙(しょうじゅせん)」があります。松寿仙1本(170ml)に、6000本分の赤松葉エキスと、2000枚分のクマザサ抽出液と、朝鮮人参が入っています。
松寿仙は、血液を浄化し、血液循環を良くして、自然治癒力を高める自然薬です。