こんにちは。
山口中医薬研究会の定例会の日です。
今日は、中医皮膚病専門講座の講師で中医師の楊達先生を招いて、「皮膚炎とメンタルケア」についてお話しいただきました。
ストレスから皮膚症状が悪化することがよくあります。安定した症状の突然憎悪、消失した症状の再燃、痒みの悪化などにつながるなど、ストレスは大きな要因となります。
皮膚症状が十分に改善しないことの「最大のストレス」、睡眠不足、過労などの「身体のストレス」、就職、転職、受験、職場関係、家庭関係などの「精神のストレス」があり、そのストレスをどう解消してあげるかが私たちの役目だと思います。
ただ、半分は患者さんの努力も必要です。中国の諺に「眠り美人」というのがあるように、睡眠は薬で、22時~2時のゴールデンタイムに寝ている事はお肌にとってとても大切な事。夜更かしや睡眠の質の悪い人ほど皮膚トラブルを起こしやすいといわれました。また、食事の影響は大きく、暴飲暴食、過度の飲酒は悪影響を及ぼします。
今回、皮膚の炎症の改善のための漢方薬に加え、安神薬、疏肝薬といわれるメンタルケアの漢方薬についてのお話をしていただきました。やはり「皮膚には心がある」のだと思います。
今日教わったことを明日からの漢方相談に生かしていきたいと思います。