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こんにちは。水虫薬のお話をします。

最近の水虫薬は、医療用成分の入ったものが主流です。病院でも使われているものと一緒の成分で、濃度も一緒、かゆみ止めがプラスされて使用感も良くなっています。どんどん新しく改良されています。

また、ずっと変わらない水虫薬もあります。中国の水虫薬の「華陀膏」です。三国志がお好きな方は「ピン!」とくる方もいらっしゃると思いますが、あの名医「華陀」です。ただ、華陀がつくった薬ではなく、効果が良いので名前だけ拝借したようです。華陀は約1800年前の人なので、そうだったらすごいことですが…。

日本に華陀膏が入ってきたのは約50年前。ある一人の長年にわたり水虫で悩んでいたバレーボール選手が上海で買った軟膏薬がとても良く効いた為、イスクラ産業に日本で買えるようにしてくれとお願いしたのが、華陀膏が日本で買えるキッカケだと言われています。わざわざ会社にお願いしたくらいですから、どれだけ効果が良かったか…です。容易に想像がつきますよね。

華陀膏の中にはサリチル酸、安息香酸などの西洋薬に蠟梅(ろうばい)の花やつぼみから抽出した蠟梅油が配合されています。蠟梅油には、強い抗菌・抗炎症作用や皮膚の再生作用があります。西洋薬と漢方薬が巧みに配合しているのが特徴です。

ただいつも、蠟梅油を最初に足につけた人はすごいなとしみじみ思います。これは漢方薬全般に言えますが。

まだ、華陀膏を試していない方、是非一度試してみるのもいいのでは?