こんにちは。
体を内側から温める食べ物…と言えばしょうがです。その薬効は漢方の世界でも折り紙つきです。漢方薬の多くにしょうがが配合されています。
しょうがの成分で特にあたためる効果があるのが、ショウガオール、ジンゲロン、ジンゲロールの3つです。
ショウガオールは血管を拡張させて血のめぐりを良くし、そのポカポカする効果は2~3時間くらい続きます。
ジンゲロンは、トウガラシに含まれるカプサイシンに匹敵する脂肪燃焼効果が注目されています。
ジンゲロールは生のままだと殺菌作用や整腸作用が期待できますが、加熱すると体を温めるショウガオールに変化します。
この3つの成分が含まれているので、しょうがは冷えに効きます。
体を温めるためにしょうがを摂るときのポイントは、「皮ごと」「加熱する」なんだそうです。
ジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロンなどの有効成分は、皮の近くに多いそうです。なので、皮をむいてはもったいないんです。使う前にはよく洗い、皮ごと使うことがおススメです。
また、加熱すると体を温めるショウガオールが増えます。すりおろしたしょうがにお湯を注ぐだけでもジンゲロールは増えるそうですが、高温でしっかり加熱することによりさらに増えるんです。乾燥しても同じです。
ボクがおススメするのは、高知県産の「焼きしょうが」です。焼くことによって乾燥したのと同じくらい温める力が出ますし、焼くことによって成分がギュッと凝縮されます。1.2kgの原料から30gしか製造が出来ない貴重なものです。添加剤、香料の入っていない天然の「焼きしょうが」は繊維もないので、お茶やお料理にもそのまま使えて便利です。生のしょうがは保存が大変ですが、焼きしょうがは保存がラクで、すぐ使えます。おまけにチョットでいいんです。
紅茶に入れると「しょうが紅茶」に。紅茶は体を温める温性の性質で、その紅茶にしょうがを加えるとよりその力がパワーアップ!甘みをプラスする場合は、温性の黒砂糖(黒糖)・ハチミツを使うといいです。逆に、白砂糖・グラニュー糖は涼性なので…そういった意味でも黒砂糖やハチミツを。