こんにちは。

昨年12月、「和食」が世界無形文化遺産に登録されました。和食は日本人の伝統的な食文化なので、それが評価されるということは嬉しいことです。

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日本人が古くから食べていた食材の頭文字をつなげた言葉「ま・ご・わ・や・さ・しい」をご存知ですか?

豆、ごま、わかめなどの、栄養に優れた7種類を指します。これを意識しながら毎日の献立に役立てれば、自然とバランスのとれたものに仕上がります。

「ま(豆)」…大豆などの豆類のほか、納豆、豆腐、油揚げといった加工食品も。良質なタンパク質や女性ホルモン様作用があるイソフラボンを多く含んでいます。

「ご(ごま)」…いりごま、すりごま、練りごまなど。必須脂肪酸であるリノール酸やオレイン酸のほか、カルシウム、ビタミンE、さらに抗酸化作用に優れたゴマリグナンを含んでいます。

「わ(わかめ)」…わかめ、ひじき、のりなどの海藻類。低カロリーでありながら、カリウム、カルシウムなどのミネラルや、食物繊維といった栄養素が豊富です。

「や(野菜)」…各種ビタミン、βーカロチン、食物繊維、ファイトケミカルなど摂取するのであれば、野菜です。熱を加えると、たくさん食べることができます。今の季節であれば、鍋がおススメです。また生であれば、新陳代謝を高める酵素を摂ることができます。

「さ(魚)」…DHAなどの良質な脂やタンパク質、カルシウムの宝庫です。他にも、疲労回復に効果的なタウリンなど、さまざまな栄養素を含みます。

「し(しいたけ)」…しいたけ、しめじ、えのきなどのきのこ類。食物繊維やビタミンB群を多く含みます。カリウムも豊富で、体内の余分な塩分の排泄を助けます。

「い(いも)」…じゃがいも、さつまいも、長いもなどのいも類。エネルギー源となる糖質(炭水化物)が主成分です。ビタミンCがでんぷんに守られて、熱によって失われにくい特徴があります。

この「ま・ご・わ・や・さ・し・い」の食材を取り入れた食事が、「和食」の原点だと思います。そして、旬の食材をしっかり摂りましょう。