こんにちは。

カゼのシーズンに入って、マスクをしている人や咳込む人が増えてきました。

インフルエンザ予防のため、ワクチン接種などの対策をして、今から気にかけている人も多いようです。

先週のニュースでは、国立感染研究所から2012年のインフルエンザワクチンの予防効果が予測よりも低かった…という調査が発表されました。

ウイルスの変異により、ワクチンを接種しても体内の抗体産生が悪くなり、予防が困難であることが分かったそうです。そのため、今年のインフルエンザの予防接種に関しては、積極的にすすめるはずが、予防接種をしても油断はできず、マスクの装着、手洗い、うがいをするように促していました。

この報道を見て思うことは、やはり中医学での予防を強くすすめたいということ。

中医学では予防法として「扶正(ふせい)」と「祛邪(きょじゃ)」があります。

「扶正」とは、体の免疫力を強化すること。「祛邪」とは、細菌・ウイルスなどを直接抑制することです。

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「扶正」、つまり免疫力を高める漢方薬に「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」があります。中国名で「玉屏風散(ぎょくへいふうさん)」と言い、体の防衛力を高める漢方薬の一つです。黄耆(おうぎ)、防風(ぼうふう)、白朮(びゃくじゅつ)を処方したもので、中国ではよく使われているようです。この「玉屏風散」は、皮膚や鼻から肺、口から腸までの粘膜バリアをはって、ウイルスなどから守る効果があります。

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一方、「祛邪」の方法の一つにウイルスを直接抑制すると言われる生薬の「板藍根(ばんらんこん)」があります。板藍根は、これまでインフルエンザなどのウイルスに対しても効果を発揮してきました。インフルエンザが流行すると、中国の学校では、板藍根の煎じ液を生徒ののどにスプレーし、病気が広がるのを防ぐそうです。また、板藍根はウイルスの変異に対しても効果が変わらないこと、特に人から人への感染予防に効果があることが研究で確認されています。

したがって、「衛益顆粒」と「板藍茶」を一緒に飲めば、さらに理想的です。

それから、手洗い、うがいなどの生活習慣も大切です。また、バランスのとれた食事や適度な睡眠などを心がけ、カゼやインフルエンザに負けない体づくりも大切です。

なお、今流行しているカゼの特徴は、初期は鼻水が増え、進行するとのどが痛くなって、セキが出ます。悪化すると、セキがひどくなり、痰が絡みます。回復期には空セキが長引く傾向があるそうです。