こんにちは。
胃がシクシク痛む、食べると胃もたれしてムカムカする、食欲がない、便秘や下痢を繰り返す…。こんな不快な症状に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
暴飲暴食やストレス、過労、老化などによって胃腸の機能が低下してくると、こうした胃腸の不調が現れやすくなります。胃腸の調子が悪いと更に食欲がなくなり、栄養不足にもなって、体力が低下してくるのも問題です。胃腸の働きを元気にしておくことは、健康を維持する基本でもあります。
胃腸の調子が悪いとき、現代医学では痛みなどの症状を引き起こす原因を検査でつきとめ、病名をつけて治療します。
一方中医学では、胃腸の不快な症状を「胃の病気」という大きなまとまりで捉え、自覚症状や他覚症状を重視して治療をします。個々の体質を考えながら、食事や漢方薬で症状の原因となりやすい体質を改善し、痛みなどの、不快な症状を取り除こうというのが中医学の考え方です。
消化器官である胃腸は食べ物を直接受け入れる場所なので、食べ物で胃腸の調子を整えることは何より大切です。例えば病後はお粥などから食事を始めるように、症状に応じた食べ物を選べば胃腸の負担も軽くてすみます。
勿論、胃腸の不調の原因として、ときに大きな病気が潜んでいる場合もあるので、検診を受けることも大切です。それで重大な異常が見つからないときは、自分の症状と体質に合った食材や漢方薬を選んで胃腸の調子を整え、お腹の元気を取り戻すようにしましょう。