こんにちは。

「活性酸素」という言葉を耳にすると思います。「活性酸素」は、体内に進入した細菌やウイルスなどから体を守るために本来作り出されるものです。「活性酸素」は、酸素が電子構造的に変化して強い酸化力をもつことにより、細菌やウイルスを攻撃します。

 しかし、過剰な「活性酸素」は、細胞や遺伝子などを酸化させたり傷つけたりして、老化を促進させ、生活習慣病やガンなどの疾病の大きな要因になると言われています。

 そのため生体内には、「活性酸素」の傷害から生体を防御する抗酸化防御機構が備わっていますが、抗酸化防御機構で対処が追い付かないほど「活性酸素」が過剰発生することがあります。この状態を「酸化ストレス」と言います。紫外線、放射線、大気汚染、たばこ、薬剤ならびに酸化された物質の摂取などにより「酸化ストレス」が引き起こされます。また、過度な運動やストレスも「活性酸素」の産生を促し、「酸化ストレス」を引き起こす要因となります。

 したがって、日頃からバランスの取れた食事、適度な運動習慣、十分な睡眠などにより、抗酸化防御機構を良好に保つことが重要です。

 また、「活性酸素」は血行不良(血液の再灌流)からも起こります。虚血した血管に再び血液が流れると、多量の「活性酸素」が発生します。特に酸素の20%を消費する脳では「活性酸素」も発生し易いです。血流を良くすることが、過剰な「活性酸素」の発生抑制に繋がります。

 抗酸化作用のあるビタミンA、C、Eやポリフェノールなどのファイトケミカル(抗酸化物質)を摂ったり、活性酸素を消去する酵素の働きを高めるミネラルの補給などに加え、血流改善で「活性酸素」の過剰な発生を予防しましょう。

最近、抗酸化力で注目されているのが「エルゴチオネイン」。きのこの中に多く含まれている成分で、特に突出して多いのが「タモギタケ」。この「エルゴチオネイン」はアミノ酸の一種で、認知症の予防効果や、記憶に関する機能の改善があることから、世界的に研究されています。先日放送されたカズレーザーの番組でも、アルツハイマー病の予防に有効と紹介されていました。

和漢薬研究所の純国産タモギタケ「永命(えいめい)」は「エルゴチオネイン」が入っています。