こんにちは。

裏庭でドクダミが元気です。一度、お茶にするため刈り取ったのですが、また地面を覆いつくすまでに。繁殖力の強い植物です。

ドクダミは最もよく使われる薬草の1つ。魚のような生臭いにおいから、「魚腥草(ぎょせいそう)」とも呼ばれます。また、ドクダミは十種の薬効があるとも言われ、そのため「十薬(じゅうやく)」とも呼ばれています。

効能としては、解毒作用、消炎作用、尿の出をよくして浮腫みをとる作用、便通を良くする作用などがあります。そのため、化膿性の吹き出もの、湿疹、蓄膿症、扁桃炎、腸炎、痔疾、外陰部の痒み、こけし、便秘、尿の出が良くないもの、浮腫みなどの治療に用いられます。

1日の分量は、15gほどで、これを600mlの水で30~40分煎じて半分くらいに煎じつめ空腹時に、2~3回に分けて服用します。生の葉を使うときには、1日量は50gくらいです。

蓄膿症の場合には、煎じて飲むほかに、生の葉をすり潰して搾り汁をつくり、これを鼻の穴に滴下します。女性の陰部の痒みの場合は、やはり煎じて飲むほかに、煎じ液で1日2回、3回陰部の洗浄を行います。痔疾の場合も同じようにします。湿疹には、入浴剤として、お風呂に入れて使います。新鮮な根を噛めば、狭心症の発作を予防すると言います。

また、吹き出物に使うときは、凸型にもり上がって赤く腫れる場合だけ用います。つまり、熱性の炎症によいわけです。熱を冷ます作用があるので、のぼせやすい人によく、冷えの強い人には向きません。

採取は、花の咲く頃がよいとされます。つまり、6〜8月の今の時期です。