こんにちは。
ボクたちの体は「ちくわ」と同じ。
外側が皮膚で内側が腸管粘膜であり、ボクたちの体は「環境ストレス」と「飲食ストレス」に挟まれていて、その影響を強く受けています。それは皮膚病に関しても同じです。
そのため、皮膚・粘膜バリアの機能が低下すると「腸管粘膜バリア機能破綻→アレルゲン(毒)になる食材が粘膜を通過→血液免疫異常→皮膚炎の発生」という経過をたどるわけです。
原因を大きく外因、内因、不内外因の3つに分けて考えます。
外因:季節(気温、湿度、紫外線など)、化学(かぶれ、美容師、農家、看護師、清掃業など)
内因:遺伝性(ドライスキン、粘膜弱いなど)
不内外因:生活習慣(食習慣、睡眠、ストレス、薬など)
●外因⇒⇒⇒⇒皮膚炎
●内因⇒皮膚・粘膜バリア↓↓⇒腸漏れ(リーキーガット)症候群⇒血液免疫亢進(炎症)⇒皮膚炎・自己免疫疾患
●不内外因⇒腸内菌のバランスが悪い⇒腸漏れ(リーキーガット)症候群⇒血液免疫亢進(炎症)⇒皮膚炎・自己免疫疾患
つまり、表面に出ている皮膚炎の元をたどり、外因・内因・不内外因から改善していかないと、同じことを繰り返す結果となるわけです。
皮膚にトラブルを抱えている人には、便がスッキリ出ないなど便秘がちな方が多いように思います。
これはアレルギー疾患を発症するメカニズムになりますが、便秘ということは、ちゃんとアレルゲン(毒)を取り除けていないわけです。
中医学では「大腸」は「肺」と表裏の関係にあります。肺(呼吸器系・皮膚など)の異常は大腸の症状となってあらわれ、下痢や便秘などの病態を招く傾向にあります。
また、ボクたちが食べたものが分別され、老廃物として排泄されるものは便・尿・汗から排泄されていきます。その中の75%が便から…と言われています。
つまりは、皮膚病においても「生活環境の改善」「正しい養生法」が基本ということになります。