こんにちは。

冬に気になる症状は、カゼや肩こり、頭痛、心臓病、高血圧、尿のトラブル、生理痛、関節痛など様々なものがあります。血管が寒さで縮んでしまい血流が悪くなると、これらの症状にも悪影響が及びます。しなやかな血管を保つことが大事です。

寒さは体にとってストレスです。そして、ストレスは自律神経のバランスを崩します。自律神経は血液循環の調節をしていますが、寒さは交感神経を活発にし、血管を縮め血圧を高くします。寒さで縮むのは体ばかりではありません。縮んだ血管が戻らなければ、血流が悪くなってしまいます。

縮んだ血管を元に戻し、血流を良くするためには血管のしなやかさが大切です。

 全ての血管に共通しているのは血管の内側に隙間なく並んでいる血液内皮細胞。歩道に敷き詰められたタイルのようにギッシリと敷き詰められた血管内皮細胞からは、血管をプリンプリンの形状に保つためのガス(一酸化窒素)や、血液がサラサラに流れやすくするための物質(プロスタサイクリン)が産生されます。血管を健康に保つためには、良い血流によって血管内皮細胞が心地よく刺激されることが必要です。

つまり、しなやかな血管づくりには「良い血流」を維持していくことが重要ということ。

長寿者に共通しているのは「血管年齢」が若いということだそうで、血管年齢が若い人は、特に末梢動脈がしなやかだとか。ボクたちの命を支えている臓器は毛細血管の塊です。なので、臓器を健康に保つためにもしなやかな血管づくりが求められています。