こんにちは。

朝晩めっきり寒くなってきました。「冷え症」の方には辛い季節です。

特に多くの女性が悩まれていて、「どうにかしたい」と思いながらも、体質だから仕方ないと諦めてしまう方も少なくないのではないでしょうか?

女性は冷えに敏感。それには、体内で「熱をつくれない」「熱を配れない」ことが冷えの大きな理由であると考えられます。

「熱をつくれない」こととして挙げられるのは「栄養不足」と「筋力不足」。食事に含まれる栄養素が体内に吸収され、栄養素が分解されて熱をつくります。また、筋肉は1日の熱量の約6割(筋肉以外では脳、心臓、肝臓)をつくるため、筋肉量が少ないと冷えに直結します。そのため、男性よりも女性に冷えが多いのです。

「熱が配れない」ことは、何と言っても血行が悪いことにあります。

「熱をつくる」ためには、栄養素を摂って熱をつくる。そして、筋力アップで熱をつくることです。

栄養素といいましたが、中医学で最も重視しているのは「血」の不足(血虚)です。血の不足(血虚)の人の特徴として、めまい、立ちくらみ、目の疲れや乾燥、顔色が悪い、舌や唇の色が薄い、肌の乾燥、髪や爪がもろい、月経量が少ない、生理不順、眠りが浅い、夢が多いなどの症状があります。

なつめ、クコの実、豚足、黒ゴマ、鶏肉、レバー、赤ワイン(少量)など、色が黒や赤の食材、甘味のあるもので不足しがちな「血」を補いましょう。また、冬が旬の食材には体を温めるものが多く、旬の野菜をタップリ入れた鍋などは体が温まりますし、一石二鳥です。

隙間時間にできる簡単な筋トレがおススメです。特に、太ももやお尻など、下半身の大きな筋肉を一度に鍛える「スクワット」は、筋肉量を増やすことができます。

  1. 足を肩幅に開き、つま先をまっすぐ前に向ける。
  2. お尻を突き出すように、太ももと床が平行になるまで、膝を曲げる。(その姿勢で2秒キープ)
  3. 膝を伸ばして元の姿勢に戻す。

また、寒さの厳しい季節は服装選びも大切。「お腹周りを冷やさない」「3首(首・手首・足首)を温める」などの工夫を。

お腹を温めることで内臓が活性化し、血行が良くなりますし、3首(首・手首・足首)は皮膚のすぐ下に動脈が流れているため、ここを温めると効率的に温める事が出来ます。