こんにちは。

雪が降ったりやんだり。ウチの周りは積もることがなさそうですが、見ているだけで寒々しいですね。

防寒はしっかりしたいもの。特に「3首(首、手首、足首)」は冷やさず守りましょう。ストールを巻いたりして「首」 を、長袖をちゃんと着て「手首」 を、くるぶし隠して「足首」を…しっかりと。衣服で体を冷やさないが最優先です。

また、寒い冬を乗り切るためにカイロは「必需品」という人も多いのではないでしょうか。

カイロの温める力には、痛みを軽減するだけでなく、細胞の働きを活性化する…というメリットがあります。

ボクたちの体は37兆個の細胞からできて、細胞が活動したのに最も適した温度が37℃。体が冷えた状態だと細胞の働きが悪くなり、各器官の機能や免疫力も低下してしまいます。逆に、体を温めることで細胞が元気になり、それとともに不調も改善することも多いです。

カイロを貼る場所は「痛みを感じる場所」でいいと思いますが、カイロは貼る場所によって得られる効果が違うのをご存じですか?

食養生やツボ、漢方薬と併せるとより効果が期待できます。

カゼには背中にカイロ

肩甲骨のまわりは、昔からカゼの入り口とされる「風門」というツボがある場所。読んで字のごとく「風邪(ふうじゃ)が侵入する門」のこと。この門を熱で塞ぐことで、風邪という「寒い敵」の侵入を防ぎ、カゼを予防できますし、カゼを引いたときは、その辺りにカイロを貼って温めると、症状が緩和して治りが早くなります。

生理痛にサンドイッチのようにカイロ

子宮があるおへそより下と、その真裏にカイロを貼って、両方からサンドイッチのようにして温めるとお腹の痛みが和らぎます。また、腰痛が出る人は、腰に数枚貼って温めてください。

疲れには副腎カイロ

疲れがたまっていたり、体調が悪いときは、免疫機能や血液の循環などをはじめ、全身の様々な機能を調節している「副腎」を集中的に温めます。カイロは、腰よりも少し上辺りに貼るといいです。

冷え症には3ポイントカイロ

体全体を温めたいときに効果的なポイントは3ヶ所。1つ目は内臓が集まっている「腹部」、2つ目は太い血管が皮膚の表面近くを通っている「ひざの裏」、3つ目は血液を心臓に戻すポンプの働きをする「ふくらはぎ」です。これらの場所に貼ると、温められた血液が全身を巡って効率良く体温の上昇につながります。

ただし、低温やけどを防ぐために、就寝中は避け、日中の時間帯に貼るようにしてください。