こんにちは。
「七草粥」を食べる習慣は、1年に1回の風習ですが、こういうデトックスの風習は、現代生活においては毎日でもいいような気もします。
現代社会は、肉や脂肪などの過食で胃腸の負担が重くなり過ぎている…ということ。食べ過ぎ、ため込み過ぎ…の状態です。
中医学の古典には「飲食自倍、腸胃乃傷」という言い方があり、食べ過ぎは胃腸を傷つけるものとして戒められています。
食後に臭いゲップが出たり、胃のむかつき、上腹部の膨満感などがある状態を「傷食(しょうしょく)」、前日に食べたものが十分消化されず、翌日になっても胃にもたれ、食欲のない状態を「宿食(しゅくしょく)」、「宿食」が長く続く状態を「食積(しょくせき)」などと呼んでいます。
いずれも食べ過ぎからくる脾胃(消化器系)の運化(消化と吸収)機能の異常によって引き起こされたものになります。
「傷食」や「食積」を防ぐには、腹八分目、冷たい物の摂り過ぎない…を心がけることは大切ですが、そんなときには「消導薬」といって、消化を促進する薬で対応します。
「山楂子(さんざし)」「麦芽(ばくが)」「神曲(しんぎく)」はいずれも消化液の分泌を促進する働きがあります。
山楂子 :バラ科のミサンザやサンザシの成熟果実で、肉類・脂っこいものの消化を助ける
麦芽 :イネ科の大麦を発芽させ、これを乾燥させたもので、うどん・パンなど小麦粉でできたものの消化を助ける
神曲 :小麦粉・フスマ・紫蘇などを混合し、発酵させたもので、ご飯など米でできたものの消化を助ける
これらは消化を助ける素晴らしいものとして仙人に例えられ、古くから「三仙」と呼ばれています。
この「三仙」を炒めたりして加工することで、食べ物を消化する力がさらに強化され、「焦三仙(しょうさんせん)」という漢方薬になり、日本ではエキスタイプの「晶三仙」として販売されています。
現代人は食べ過ぎて脾胃の負担が重くなり、常に「疲弊状態」になりがちに。三仙( 山楂子・麦芽・神曲)のトリプルパワーで 、肉や脂肪、糖質などの消化分解を助けることにより、「脾胃」の負担を軽くすれば、疲れにくい丈夫な体になります。
「脾胃」が強くなれば「内臓」が強くなり、「内臓」が強くなれば「体全体」が強くなる
胃腸は365日休まず働いている臓器。色々な食べ物や飲み物を通しているまさの「体の中心軸」です。胃腸のケアは毎日、できれば毎食後にしておきたいものです。
「晶三仙」で食後の「脾胃」のお手入れを今日から始めてみませんか?