こんにちは。

今年は、柿が豊作のようです。

ウチの畑にも柿の木はありますが、まだ小さいのでそこまでの収穫量はないですが、色々なところからいただきます。

ボクは熟した柿よりもかたい柿の方が好きですが、熟した柿はヨーグルトのソースのように食卓に出るとそれはそれで美味しくなります。結構おススメです。

秋の味覚・柿は栄養素のバランスがとてもいい果物です。

「柿が赤くなると医者が青くなる!」と言われるように、ビタミンが豊富で、むくみを防止するカリウム、コレステロール値を低下させる食物繊維が豊富。

中医学では、柿には「清熱止渇(せいねつしかつ):熱を収め、のどの渇きを解消」「解酒毒(げしゅどく):アルコールの分解を促して、二日酔いを解消する」などが知られています。

また、現代の研究では、「血圧の降下作用」「抗酸化作用」「アルコールの分解を促進する作用」があることが分かっています。

柿の渋はタンニンですが、タンニンは水溶性だと渋みがあり、不溶性タンニンは渋みがありません。

可溶性でないと、舌の味覚に感じないからで、柿が渋いか渋くないかは、柿が可溶性タンニンを含んでいるかどうかで決まります。アルコールなどで渋柿を処理すると渋みがなくなるのは、タンニンの不溶化が進むからなのだとか。

そういえば、柿が豊作の年には必ず胃の調子を崩す方が来られます。聞くと、皆さん柿を食べ過ぎていらっしゃいます。いっぱい出来たので、痛む前に食べられるだけ食べられたのでしょう。

柿は「寒性」で胃腸を冷やすので、胃腸の働きが落ちたのと、タンニンが胃腸を収斂させ、刺激を与えたからだと考えられます。なので柿の食べ過ぎは、胃酸が上がったり、腹痛や下痢の恐れがあるようなので、食べ過ぎには注意です。