こんにちは。
山口の今年の梅雨入りは15日だったそうで、例年6月に入るのを考えると、記録的に早いものになりました。
気が付くと梅雨入りをしていた…といった感じ。湿度もかなり高いです。
梅雨になると体がだるい、食欲がわかない…。そんな不調を訴える人が増えてきますが、その原因は「湿邪」によるものかもしれません。
体が浮腫む、体が重だるい、頭が重い、倦怠感や無力感、食欲不振や胃がムカムカする、軟便・下痢、関節が動かしにくい・痛い、おりものが多い、尿が濁る、肥満気味、舌の苔がベットリ…。こんな不調が当てはまる人は、「湿邪」の影響を受けている可能性が大です。
「湿邪」は湿気の季節に現れやすく、梅雨から夏の時期にその影響が起こりやすくなります。
特に、もともと胃腸の機能が弱い人は水分代謝(水はけ)が悪く、体に湿(余分な水分)が溜まりやすいので、その影響が強く出やすくなります。というのは、体の外から影響を受ける「外湿」と、体内で発生する「内湿」は互いに影響をし合うからです。なので、脂っこい食事の摂り過ぎやお酒の飲み過ぎ、暴飲暴食などは「内湿」が溜まりやすくなるので注意しましょう。
そういう人は、まずは体に溜まった余分な水分を取り除くことが基本です。
利尿作用のある食材や香りの良い食材は「湿邪」を発散させる効果(除湿)が期待できるので、食事の中に積極的に取り入れましょう。例えば、ハト麦、きゅうり🥒、もやし、緑豆、小豆、冬瓜、スイカ🍉、シソ、ミカンの皮など。
また、水分代謝(水はけ)を良くするためにも胃腸の働きを整えることは大切です。特に湿気の多い梅雨~夏にかけては胃腸のケアを意識的に心掛けてほしいと思います。例えば、毎日除湿のものをコツコツ摂るとか、冷たい飲食は避けるとか、暴飲暴食や脂っこいものは避けるとか…。適度に汗をかくことも大切です。
漢方薬では「勝湿顆粒」や「温胆湯」「瀉火利湿顆粒」「五苓散」「平胃散」「二陳湯」「晶三仙」などがおススメです。