こんにちは。

ウチのネコのあまちゃん。7歳の誕生日を迎えたばかりのときに大怪我をして帰って来ました。夜出て行って明け方帰って来たようですが、見るとベッドが血だらけです。

通算何回目かは分からないですが、あまちゃんは定期的に怪我をして帰って来るので、こちらとしても慣れっこです。

一見すると、顔が傷だらけですが目は異状なし。ただし、右目を気にしていて涙が出ています。それと右前足から血が出ていました。目は問題ないので、それ程心配ないと判断しました。

その日からしばらく、キャットタワーのような階段で1日中寝ていました。撫でてあげるとシッポを振って反応してくれますが、目を閉じて動きません。怪我としては手足の傷だけなので、「ケンカに負けて精神的なダメージ」が大きいのかな?と思っていました。

怪我自体は深くないと判断し、そのままにしていましたが、途中から「ル○ン」と「M○E」という、あまちゃんのいつものお薬をエサに混ぜてあげました。これらで傷の回復も速くなる筈です。

それでも、1週間くらい経っても階段の上り下りが「一歩ずつ」。骨折でもしているんではないか…と心配になってきました。

その話を母にすると「パ○ラールをあげてみたら?」と言うので、あげることにしました。

「パ○ラール」は別名「白金・パラジウム コロイド水」で、強い活性酸素を消す力があると言われていて、痛みや炎症による大量の活性酸素を抑え、急激な痛みを緩和してくれるとされます。以前、もう一匹のネコ・フクちゃんが足を引きずっていたときに飲ませたら、1回飲ませただけで走れるまでに回復しました。

今回、それらを総動員し、あまちゃんの好きな「ちゅーる」に混ぜてあげました。食欲はあるようで、「ちゅーる」に混ぜたお薬はあっという間に食べてくれました。

それを2回(2日)ほどやってあげると、階段の上り下りは普通になりましたし、外にも出るようになりました。

「一件落着!」と思って安心していたら、衝撃の事実が判明しました…。( ゚Д゚)

ボクの帰りを待っていたあまちゃん。「毛づくろい」をしていると思い、何気なく見てみると、右前足の付け根、ちょうど胸の辺りに大きな傷があり、しかも傷口がパックリ開いていました。それまで、傷口を下にしていたので見えない位置にあったとはいえ、これは病院レベルの傷。相当痛かった筈です。

「あまちゃんのお薬を途中から飲ませておいて良かった…」と思いました。

傷口がパックリ開いているとはいえ、回復傾向にあるようで痛がってはいない…。ボクたちが思う以上にネコは痛みに強いと感心しました。「あまちゃんのお薬」を飲んでいるとはいえ、自分の免疫力でここまで治しているわけです。唾液も天然の殺菌剤なので、ジュクジュクはしていても化膿はしていませんでした。

ここからは本気でお薬を投入…。パックリ開いた傷口も2日で塞がってきました。(写真はそのときのものです)

傷口を舐めることで、今流行りの、患部の浸出液を生かして、治癒を早める「湿潤療法(モイストヒーリング)」が自然に行っているのでしょう。

そもそも、こんな傷はどうやって作ってくるのだろう…。ネコ同士のケンカでこんな深い傷ができるものなのか…。

その話をネコ好きなお客様にすると、「アナグマではないか?」と。そんなのがこの辺りにいるようだ…とおっしゃっていました。

アナグマ。見かけたことはないですが、写真で見ると爪が鋭いので、その一撃で皮膚が引き裂かれそうです。あまちゃんはこの辺りのボスだと思っているのか、果敢に向かっていったのでしょうか…。それにしても不死身のあまちゃんです。

怪我をしてから2週間経ちましたが、傷口が塞がてきたのでお薬のトーンは少し弱めにしていきます。今までの傷と比べても、かなりひどい傷でしたが、あまちゃんの自然治癒力とお薬で何とか落ち着きました。

とりあえずホッとしています。