こんにちは。
今回は、「ストレスと免疫」「老化と免疫」についてのお話です。
◎ストレスと免疫
ストレスと一言で言ってもその要因は様々。また、それを感じる感受性の差異によってもそのストレスの程度は異なります。
しかし、一般的にはストレスによって、免疫能が低下することが知られています。
その機序として、ストレス刺激に伴い副腎皮質から分泌されるコルチゾールというホルモンが関与しています。
また、落語や漫才などを見たり、聞いたりすることによる「笑い」が、ナチュラルキラー(NK)細胞を高めることも分かっています。
免疫機能は、単に食生活や運動だけではなく、心の持ちようによって、大きく影響を受けます。その結果、様々な病気の原因となるのです。
そんな時、「逍遥丸(しょうようがん)」や「開気丸(かいきがん)」などの漢方薬で、ストレスに対する感受性をちょっと鈍感にしてあげるといいかもしれません。
◎老化と免疫
免疫能、中でもTリンパ球やマクロファージを中心とする細胞性免疫能が高齢者では著しく低下することが知られています。高齢者における肺炎などの感染症や、ガンの発生の増加と深く関連していることが指摘されています。
特に肥満は、NK細胞やT細胞の増殖能を強く抑制するようです。そのため肥満は、年をとってからの感染症やガンの増加を助長する健康阻害因子の一つであると考えられています。
山口県立大学の守口教授が行った、老人を対象にした健康調査において、肥満度が高くなるほど末梢血のTリンパ球の働きが低くなるという結果が出たそうです。
そんな時は、LEMなどで、免疫能をしっかりと持ち上げてあげることがいいでしょう。