こんにちは。

「いつもなんか不調」がすっと消える手当て

この本は、年を重ねると、なぜ「いつもなんか不調」が増えるのか?ということを中医学の視点から分かりやすく説明している本です。老化のスピードをコントロールする…老化のカーブ(老化曲線)を緩やかにする「スローエイジング」のすすめです。

ポイントとなるのは「腎精」と「血」。

「腎精」は体の全てを支えるもの、生命の源。人の一生をロウソクに例えると、「腎精」はロウに当たります。ロウを燃やして生きるエネルギーを得ていますが、ロウがなくなると命が尽きるわけです。「腎」は製品を作る工場と例えられます。健康のためにと何種類ものサプリメントを飲んだとしても、あまり変化を感じられないのは、老朽化した工場(腎)に良い材料を投入しているようなもの。優れた製品はできないし、生産量もあがりません。「スローエイジング」は、工場(腎)をコツコツとメンテナンスし、若々しさを保つ「腎精」や「潤い」をいつまでも自分の力で作り出していくための方法です。

一方の「血」は全身の隅々の細胞に栄養と潤いを届ける役割を担っています。体を若々しく、活き活きとさせ、栄養不足、潤い不足にならないようにするために大切なもの。「人は血管とともに老いる」という有名な言葉にもあるように、たっぷりと流れることが理想。

この本には「腎の養い方」「血の保ち方」が分かりやすく解説してあります。また「あの人が良かったものが、自分に合わないか…」、中医学的にみた体質的な違いから、その理由が説明されてます。

また、年を重ねると出てきやすい「トラブル」、その「トラブル」を1つずつ解説、「食事」「ツボ」「アロマ」など、手当の方法が解説されています。

「いつもなんか不調」を解決するための参考になると思います。